エリガル カオスエリガル登場
「探査宇宙船ワルツ3号」のパイロットであるミツヤが、太陽系のはずれP87ポイント近くの小惑星から持ち帰った鉱石。
それは、文字情報の記録媒体だった。
一部が翻訳され、「人々の考えは様々に混じり合い、乱れ、この星は、とてつもない混沌の中に・・・。」とカオスヘッダーの事が記されていた。
この鉱石は、カオスヘッダーに襲われた星のものらしい。
翌日の総攻撃を前にして、表情が冴えないムサシ隊員に対し、「何、考えてたの。」、「あたしの事だ。」とアヤノ隊員が冗談を。
「迷ってるの、ムサシだけじゃないよ。あたしだって。」と諭すアヤノ。
今回は、テックブースターのモジュールファィターにカオスキメラを大量に搭載し、P87ポイントに打ち込む作戦。
テックブースターの操縦は、ヒウラキャップ自らが。
しかし、キャップが一番危険な任務を遂行するのは、指揮官として軽率ではないのかとシノブリーダーが詰め寄る。
ヒウラの弁、それは「TEAM EYES」の本当の任務である「怪獣達を守る事」ではない任務だからだ。
本来の目的と異なる任務に、部下を携わらせる訳にはいかないという事だ。
ヒウラは、成すべき事の「原点」、「基本」を忘れていない素晴らしい指揮官。
世間や官僚の中には、部下を私利私欲の為に利用する輩が多いが、是非とも見習って欲しいものだ。
本来の目的に戻る為にも、P87ポイントへ向かわなければならないとの2人の会話を耳にしてしまったムサシの表情が雲る。
そのためには、カオスヘッダーを「倒す」しかないのかと。
エリガル出現の報を受け、「こんな時に」との表情を浮かべるシノブ。
シノブに被る、エリガルの鳴き声。
そして、エリガルが登場だったが、エリガルの鳴き声で尺を切って姿を映さなかった方が、緊迫感が伝わり易かったのでは。
なぜ、今回の登場怪獣がエリガルなのか。
選択肢としては、ゴルメデや主流の怪獣と思われるのだが。
逆に言えば、これこそが『ウルトラマンコスモス』の世界観なのだろう。
それとも、地上に出現しても救われない種族なのだろうか(初代、2代目は死亡。更に2代目は、2度もカオス化した挙句の果てに消滅)。
カオスヘッダーは、こちらの作戦を読んでいたようだ。
同時にトレジャーベースを覆い尽くし、機能を麻痺させてしまう。
対抗策を失ったヒウラは、足止めを食らい出撃不能に。
防衛軍の戦闘機が、あっさりと撃沈。
操縦者の顔を映し命の尊さを描写した方が、命の重さをテーマにしている『コスモス』の世界観とマッチするのではなかろうか。
前回のカオスウルトラマンカラミティとの戦いでの苦戦が、脳裏に浮かびながらも変身するムサシ。
カオスエリガルの細胞組織を変化させ、毒ガスの放出を停止。
カオスヘッダーを分離させ、何とかひと段落。
だが、カオスヘッダーは是非を問う。
逆に、我々の秩序を乱していると。
最終回に向けての7部作の構成。
本編には無かった、ドイガキと吉井ちゃんが手と手を取り合う場面が、エンディングの映像にありました。
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