ヘルズキング登場
「オヤジ星人」・・・意味深なサブタイトルだけど、草野香織の父親・忠雄は、本当にオヤジ星人だった。
地球侵略の為に、用意周到に準備を進めていたベリル星人だったのだ。
しかも、ムサシがコスモスである事も知っていた。
何と、香織も実は「ネコ座第3惑星から来たニャントロ星人」だった(自称)。
仲間である、警官の姿をしたベリル星人を殺害してまでも、ムサシを救った草野忠雄(喜多浦食品株式会社第三営業部、紙袋には北浦監督の似顔絵が!!)=ベリル星人。
草野さんの身体を隠れ蓑にして、彼の生活を送った事が、ベリル星人の心を揺り動かした。
「大きな過ちを犯してしまった。」と言っていたが、家族愛を知ってしまった事が、地球の平和に繋がったからだ。
たこ焼きの味も覚えてしまったし・・・。
彼の身体を返し、ベリル星の裏切り者として、地球の家族に迷惑がかからないよう地球を去って行ったベリル星人。
まるで、平成版『ウルトラセブン』のダンみたいに・・・。
赤星昇一郎さんにしか演じられない、役柄のようでもありました。
コスモス対ヘルズキングの戦いは、BGMも含めてかなり異色。
これが鈴木健二(『ゴジラ2000』、『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』の特殊技術担当)特技監督のカラーなのか。
何はともあれ、未成年の時に見ておきたい「家族愛」を、「ウルトラテイスト」で魅せてくれた本話。
父娘の世代のギャップを、見事に埋めて見せた。
エンディングの映像はテックサンダーの出撃シーンのみで、次回の新テックサンダー登場への布石のようだ。
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