ネルドラント カオスネルドラント登場
怪獣殲滅兵器開発チーム「ガウス」のチーフ、ナガレジュンヤ(『ブルースワット』ショウ役)。
人々を守る為に怪獣は殲滅させるという、防衛軍の思想は絶対悪ではない。
だからこそ、その都度、怪獣保護を主張する「TEAM YEYS」とは、意見が衝突してしまう。
防衛軍の姿勢は、『コスモス』放映開始時のテーマに対する、スタッフ自らへの問い掛けであり、挑戦でもあるのだろう。
怪獣を無暗矢鱈に攻撃しないという難題に、毎回挑んでいるであろう。
怪獣保護の理念を、もっと世間一般に受け入れてもらうべく、鏑矢諸島の「怪獣保護センター」を見学して貰い、「生命」の尊さを見て、感じてもらうのも一考ではなかろうか。
「TEAM EYES」のメンバーに、「優しさを語り合う弱い集団」。
「優しさじゃ、平和は得られない。」、「力こそ、平和を手にする事が出来るんだ。」と、持論をぶちまけるナガレチーフ。
しかし、ムサシは毅然と切り返してみせた。
「力でねじ伏せて、ただ殺すだけだったら、人殺しと変わらない。」と。
えクリプスモードへの、苦闘があったからこその確信だ。
だが、ナガレには「深い傷」があった。
怪獣災害で、友達を助けようとして犠牲になった妹・みゆきの死。
平和を守る為に、怪獣を殺す。
少し、偏りかもしれないが、難しいところでもある。
殺人事件の犯人に対する復讐の念を、全ての人々に向けていると言えなくもないからだ。
ネルドラントに留めを刺そうとするナガレと、それを阻むムサシ。
なんと、そこにカオスヘッダーが。
ネルドラントは、元気に、しかも凶暴になってしまったから最悪の事態だ。
極限の状況の中で、お互いを守りあうナガレとムサシ。
炎に包まれたムサシが、コスモスへ変身。
苦戦の末、カオスネルドラントを何とか撃滅したコスモス。
ネルドラントは鏑矢諸島に運ばれ、リハビリに励んでいるとの事。
「TEAM EYES」の作戦室に、再びナガレがやって来た。
「人命と街を守りたいという願いは同じだ。」との1点に於いて、共通項を見出したのであった。
この時、ナガレが妹のお墓に立ち寄ってから「TEAM EYES」の作戦室を訪れていたのかもしれません。
更なる誓いを胸に秘め、少しは「深い傷」が埋まろうとしていたのではなかろうか。
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