デルゴラン カオスデルゴラン登場
「ともだち」・・・素朴だけど、こういうサブタイトルで作品が製作出来るのも「ウルトラ」だけになってしまった昨今なのかな。
堀村俊司くんが要になり、転校前と転校先の空方中学と、ソルとの別れと出会いが骨格のお話。
彗星接近の影響によるストーリーは、『ウルトラマン』第25話「怪彗星ツイフォン」が頭に浮かぶが、今回は宇宙スケールの展開だけではなく、1人の人間に及ぼす影響を描いている。
父と2人でデルゴランを追って宇宙を旅するソル。
しかし、カオス化したデルゴランに襲われ、小惑星プティワールに不時着してしまった。
ソルの円盤は、石肌の外観といいデザインといい秀逸。
いかにも、宇宙人の円盤らしく、『ウルトラセブン』に度々登場し、我々を楽しませてくれたそれと遜色が無い。
円盤の魅力にも、再度迫ってみたいと思わせるものだ。
宇宙からの交信が不可能でありながら、テックブースターで宇宙に飛び立つシノブリーダー、フブキ隊員、ドイガキ隊員の3名。
デルゴランをレーダーに捕えるも、ワープされてしまった。
テックブースターの活躍が描き切れていないようで、ちょっと消化不良。
ソルの希望、父の仇であるデルゴランも本来はおとなしいので助けて欲しいと、ムサシに託された。
コスモスにより、憑依したカオスヘッダーを切り離され、宇宙へと旅立つデルゴラン。
ソルとの二人三脚が始まるのだろう。
家族の都合等で転校して来た俊司くんと、カオスヘッダーに取り付かれデルゴランに父を殺されたソル。
不慮の出来事により、環境の変化を余儀なくされた両者の対比。
また、父を殺したカオスデルゴランを倒しても、何も変わらないと逆恨みをしなかったソル。
そして、何度も「ともだち」になろうと呼び掛けたにも関わらず、俊司くんの方からの歩み寄りを笑顔で受け入れたようこちゃん。
ここでの両者の対比も、お見事。
エンディング主題歌も新しくなり、1クールの放送延長が決定したラストへ向かって行くのだ。
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