レイキュラ登場
ドイガキ隊員が、遂に吉井ユカリをゲット。
これまでは、隊員の「恋」はなかなか成就しなかった。
今回は、それを覆したお話なのだ。
海底で発見された、遺跡を巡る物語。
人類を滅ぼそうとした、石像(海の番人)が復活。
それを封じたのは、ユカリが発見した、彼女の耳にだけ聞こえる不思議な音色の貝だった。
これが今回のあらすじだが、最近の『コスモス』は、ちょっとパワーダウンしているのでは?
確かに、これまでのシリーズでは数えるほどしか登場しなかった海底メカが、度々登場しているのは素晴らしい。
だが、「古代の遺跡を発見」、「ウルトラマンの活躍だけでは手に負えない」、「それを封じる為、アイテムで解決」といった流れ(『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」)には、新しいものへの挑戦が感じられない。
さらに、ドイガキとユカリを中心にしたストーリーの是非を問うつもりは無いが、大事件にも関わらず、民間人の反応に一切触れられていないのも、悪い意味で現実離れしている。
昭和の第1期の作品『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』には、当時は理想に過ぎないが、何年後かには実現するかもしれないという「メカニック」、「構想」等の「驚き」や「夢」(良い意味での現実離れ)が満ち溢れていた。
あらゆるものが氾濫し、出し尽くされてしまった昨今かもしれないが、「ウルトラシリーズ」を永遠に継続させるには、思い切った「大革新」が必要なのではなかろうか。
昨今の『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』という、一連の進化の流れを経験しているだけに、余計に痛感してならない。
もう最後だと思っていた、オリジナルビデオ版『ウルトラセブン』が、何度かにわたり製作され続けたが、もう『ウルトラセブン』を製作しなくても大丈夫な「新作」にも期待したいが、それだけ『ウルトラマンコスモス』への期待は計り知れないのだ。
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