グラガス登場
アヤノ隊員2回目のエピソードは、ズバリ「名作」だ。
唸らされてしまった。
鈴木繭菓ちゃん筆による「題字」から、アヤノワールドへと突入。
携帯電話には、カエルのグッズが。
彼女の故郷は「神流(jinryu)市」で、そこにはママが居て、「藤堂ちか」という幼なじみ(東京在住)がいる。
そこでは、悪魔のような姿をしたグラガスが、街の電磁波を吸い込んでいた。
電磁波を吸い込んだ為、こんなにも恐ろしい姿になってしまったのだろうか。
だとしたら、携帯電話の普及した昨今であるが、数年後は更に恐ろしいかもしれない。
電磁波の塊を除去する作戦に失敗した「TEAM EYES」は、弁償問題に発展し兼ねなかったが、現実感があり生活感が漂っている。
アヤノにだけ姿が見える高杉純(『ブースカ!ブースカ!!』、『ウルトラマンティガ外伝』でお馴染の上條誠くん)は、交通事故で入院中。
また、彼にだけグラガスの姿が見えるのだが、電磁波の影響により信号機が誤作動し事故ったのなら、グラガスの大チョンボだ。
怪獣が居る事を街中で叫んでいて、アヤノと再会。
彼の少年時代の回想シーンは、秀逸だった。
その当時、迷子になり幼き日のアヤノちゃん(第8話で登場済み)と出会っていたのだ。
BGMには、エンディングの「君にできるなにか」のピアノ演奏が。
これだけでもグッときてしまうのに、その伴奏に合わせて、2人が歌詞を声に出して歌っているのには感動!!
皆の前に姿を現したグラガス。
その、いかにも悪そうな姿を見て悟ったのか、コスモスもいきなりコロナモードへとチェンジ。
テックサンダー3号で、単身駆け付けるアヤノの操縦席の前方には「若葉マーク」が。
空を飛んでいるのだから、「道路交通法」は関係ないのでは・・・。
グラガスを退治し、病院に駆け付けるアヤノ。
案の定、純くんは何も覚えていなかった。
その場に母親も居たので、一瞬気まずい雰囲気に。
だが、無邪気なアヤノが「でも、純くんが元気になって良かった。」と握手した瞬間に、純くんの中にあった「ぬくもりの記憶」が蘇った。
以前、アヤノに自ら差し出した手を引っ込めてしまったが、幼き日に貰った元気「手つないだら、疲れないよ。」を覚えていたのだ。
2人の口からは再び「夢を追いかけて すべてが変わる♪」か゛、そしてエンディングへと。
この時ばかりは、ムサシも子供扱いされた様子。
今回は、写真店に飾られていた純くんの幼い日の姿が、現在の姿に見えていたりと、良い意味で幼く純粋な心を持っているアヤノだからこその大活躍。
怪獣(グラガスは、怪獣というよりも悪魔!)が登場しなくても、SFの要素、幻想的な映像美、センスオブワンダーが随所にちりばめられた人間ドラマの「名作」だったようです。
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