2015年12月30日水曜日

ウルトラマンコスモス 第49話 宇宙の雪

アルケラ スノースター登場


いったい、ここ数ケ月の騒動は何だったのか。


結果的に『ウルトラマンコスモス』の放映が打ち切りから一転、放送再開になったから良かったものの、汚点が生じたのは否めない。


番組の冒頭(キー局では第50話、地方では第49話)では、ムサシ隊員が「春野ムサシ隊員、戻りました。これから、TEAM EYESのみんな、そしてウルトラマンコスモスと一緒に頑張ります。」と、15秒間あいさつ。


誤認逮捕を前提とした対処だったが、「作品」のエンターティメント性から見れば、「夢」が無いようにも・・・。


スノースター、宇宙に浮遊する美しいそれは、「願い事をすれば叶う。」という。


また、宇宙に捨てられた放射性廃棄物を食べてくれるそうだ。


突然、姿を現した怪獣アルケラ。


破壊力抜群の攻撃力を持っているが、いきなりダウン。


一度は途絶えた命だが、復活。


仕方なく攻撃する「TEAM EYES」だったが、コスモスはアルケラを庇う。


アルケラにそんな同情が通じるはずもなく、コスモスに襲い掛かるが、万事休すで息途絶える。


もっと凶暴な姿に変態すると思いきや、なんとなんと、体内から産み出されたのはスノースター。


コスモスは、この事を知っていたのだろうか。


凶暴で醜い姿から生まれるのは、必ずしも同じとは限らないという事。


その場、その時の姿恰好だけでは、全てを判断出来ないという訳だ。


大変な時こそ、相手を信じていたヒウラキャップとコスモスが、本当の勝利を得た瞬間だった。


自分達の都合だけで、怪獣の存在意義を決めつけてはならないのだ。


これは、人間社会にも当てはまる事。


願わくばスノースターが永遠に、その姿を保ち続けて欲しいのだが、これが人間の身勝手なんですね。


PS


キー局では、「怪獣密輸!?」の予告編のみ、オンエアー済み。


だが、第50話として放送されたのは、「カオスの敵」。と言う事は、「カオスの敵」の予告編は、キー局の本放送時にはオンエアーされなかったのだ。


逆に、1週遅れの地方では、「怪獣密輸!?」の予告編がオンエアーされず、「カオスの敵」の予告編はオンエアーという「腸捻転」のような現象が起きてしまったのだ。

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