日本で製作された、キングコングが主役の映画。
対ゴジラ戦(別個体)を経ているとはいえ、幼い頃は興味が薄かった。
だが、「復活フェティバル ゴジラ1983」で劇場で観賞してからは、評価が一変。
おもしろい、大人の映画だったのだ。
浜三枝さん演じるマダム・ピラニアの大人の色気はもとより、天本英世さん扮するドクター・フーの怪演も一見の価値あり。
いや、必見なのだ。
当初は、「ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ」で製作が進められていたのだが、これはこれで観たいものです。
実際に登場した怪獣は、本作ではメカニコング、ゴロザウルス、大海ヘビ。
メカニコング、ゴロザウルスは後年バンダイから、素晴らしい造型のソフビ人形が発売されました。
ゴロザウルスの着ぐるみはリアルで、恐竜のような皮膚感を醸し出していた。
残念ながら、平成シリーズでは復活しなかった1体でもあります。
キングコングとの戦いでは、その大きな口を上下に引き裂かれ泡を吹きながら絶命。
自然界の摂理の恐ろしさを描写しているようでもあります。
メカニコングは、東京タワーによじ登るものの、落下してバラバラに。
スチール写真では、キングコング、メカニコング、ゴロザウルスが三つ巴で戦っている場面がありますが、本編では実現していないカットです。
『コジラ対メカニコング』、『キングコング対メカゴジラ』等、現代で製作して欲しい題材が、まだ残っているようですね。
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