ヤマワラワ登場
大人になって、失ってしまうもの。
それは、子供が持つ純粋な心。
この中には、「正義」や「友情」等の様々な要素が含まれている。
ヤマワラワ山脈で、父親とはぐれてしまった祐一くん。
洞窟でやマワラワと出会ったが、父親には信じてもらえない。
だが、ムサシは違った。
「実はね僕も昔、君みたいに本当の事を信じてもらえなくてね。悲しい思いをした事があるんだ。」、「いや、僕が会ったのはウルトラマンだよ。」と、2人だけの秘密を作ってあげた。
決して、自分がウルトラマンコスモスだとは語っていない。
岩田親子とシノブリーダー、ムサシの旅荘「山琶羅倭(ヤマワラワ)」でのやりとりが、結構怖かった。
怪しげな音楽と、光をぼやかしたような画面処理のせいでもあるのだろう。
祐一くんが、無理やりに連れ去られていると思ったヤマワラワは、巨大化して岩田親子に襲いかかる。
怒ると巨大化するというのも、妖怪らしい。
テックサンダー1号、2号で出撃するフブキとドイガキ両隊員。
第6話で苦手意識を克服したのだから、ドイガキには3号で出撃して欲しかった。
まあ、作戦や目的によるセレクトなのだろうが。
「民話」ではなく、「実話」だったヤマワラワの存在。
実は、父親の康祐も少年時代にヤマワラワと出会っていたのだ。
誰にも信じてもらえず、「狼少年」のように扱われてしまった。
だからこそ、「世間」の中での「常識」を知るが故に、息子を「狼少年」のように扱われないようにとの「親心」だったのだろう。
従来のような「狼少年」の物語ではなく、「真実」を知るがゆえに、「狼少年」を一段高いところから眺める事が出来た本話だと思う。
父親である康祐との再会によって、姿を消してしまったヤマワラワ。
本当は、康祐と遊びたかったのだろう。
しかし、康祐が大人になってしまったがために、ヤマワラワと遊べなくなってしまった。
ヤマワラワは、自分がいつまでも子供である事に寂しさを感じつつ、背を向けたのだ。
「肉体」だけでなく、「精神的」にも「大人」になっていかなければならない「人間」の「成長」や「生き方」などを再考するキッカケになるエピソード。
冒頭ではカオスヘッダーが地球に飛来したが、結局は、そのまま過ぎ去ってしまった。
やって来たら、必ず何かに取り付く訳ではないというのも、結構リアリティあり。
我々の知らないところで、何かが行われているのだから・・・。
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