2015年11月23日月曜日

ウルトラマンコスモス 第12話 生命(いのち)の輝き

イフェメラ登場


500年毎に現れる怪獣イフェメラ。


今は亡き、フブキ隊員の妹サヤカは、3才でこの世を去ってしまった。


なのに、成長した姿で、兄のフブキ隊員の前に姿を現した。


彼女が言う、イフェメラとは。


それは、カゲロウを捕獲したフブキ少年の前に現れた。


(少年時代のフブキも、第5話「蛍の復讐」と同じキャストだ。)


1日しか成虫の姿で生きられないカゲロウと、3才で亡くなった妹を重ね合わせるには十分だ。


イフェメラとは、ラテン語で「1日の生命(いのち)」との意味。


幼くして亡くなてしまった彼女だからこそ、生命の重さを誰よりも知っているのだろう。


悲しいかな若干の被害はあったものの、放置しておいても息絶えてしまう存在。


されど、「防衛軍」の佐原指令の命令により、ミサイルが発射されてしまった。


まるでフブキはイフェメラを、いや亡くなった妹を守るかのように、ミサイルの迎撃に向かった。


間一髪、イフェメラの寿命を知っていたコスモスは、先程とは状況が異なっていたため姿を現した。


ミサイルの迎撃は、1発を除き成功。


だが、その1発はイフェメラに命中してしまった。


やがて、絶命。


ティグリス(『ウルトラマンガイア』)の姿を、思い出してしまった。


しかし、イフェメラの亡骸の後には、一筋の光明が。


卵を産み落とす為だけに、その1日を生きていたかのようだ。


500年後には、鏑矢諸島で姿を現すのだろう。


アメリカのテロ事件(2001年9月11日)により、世界の情勢が一変しつつあるのは紛れもない事実。


だからこそ私達は、1日1日を精一杯生きて、生命を輝かせていかなければならない。


自分は何のために生まれ、何のために生きているのかという事を自問しながら。


サヤカちゃんの「今日も、セミがいっぱい鳴いているね(大勢の人たちが、精一杯生きているね)。」の言葉を忘れないように。

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