イフェメラ登場
500年毎に現れる怪獣イフェメラ。
今は亡き、フブキ隊員の妹サヤカは、3才でこの世を去ってしまった。
なのに、成長した姿で、兄のフブキ隊員の前に姿を現した。
彼女が言う、イフェメラとは。
それは、カゲロウを捕獲したフブキ少年の前に現れた。
(少年時代のフブキも、第5話「蛍の復讐」と同じキャストだ。)
1日しか成虫の姿で生きられないカゲロウと、3才で亡くなった妹を重ね合わせるには十分だ。
イフェメラとは、ラテン語で「1日の生命(いのち)」との意味。
幼くして亡くなてしまった彼女だからこそ、生命の重さを誰よりも知っているのだろう。
悲しいかな若干の被害はあったものの、放置しておいても息絶えてしまう存在。
されど、「防衛軍」の佐原指令の命令により、ミサイルが発射されてしまった。
まるでフブキはイフェメラを、いや亡くなった妹を守るかのように、ミサイルの迎撃に向かった。
間一髪、イフェメラの寿命を知っていたコスモスは、先程とは状況が異なっていたため姿を現した。
ミサイルの迎撃は、1発を除き成功。
だが、その1発はイフェメラに命中してしまった。
やがて、絶命。
ティグリス(『ウルトラマンガイア』)の姿を、思い出してしまった。
しかし、イフェメラの亡骸の後には、一筋の光明が。
卵を産み落とす為だけに、その1日を生きていたかのようだ。
500年後には、鏑矢諸島で姿を現すのだろう。
アメリカのテロ事件(2001年9月11日)により、世界の情勢が一変しつつあるのは紛れもない事実。
だからこそ私達は、1日1日を精一杯生きて、生命を輝かせていかなければならない。
自分は何のために生まれ、何のために生きているのかという事を自問しながら。
サヤカちゃんの「今日も、セミがいっぱい鳴いているね(大勢の人たちが、精一杯生きているね)。」の言葉を忘れないように。
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