2015年10月31日土曜日

モスラ

子供の時は思いました。


大きな蛾の怪獣は、弱そうでカッコ悪いと。


幼虫は、芋虫なので気持ち悪いと。


でも、後年、リバイバル(「復活フェスティバル ゴジラ1983」)で劇場スクリーンで観た時は、その面白さの虜に。


インファント島、日本、ロリシカ国のニューカークシティを舞台に、モスラ並びに小美人を巡るストーリー。


勿論、主役はモスラの特撮である。


卵の殻を突き破って誕生した、モスラの幼虫。


目は青色に発光している。


東京の街を蹂躙するモスラの幼虫は、巨大なセットが広範囲に渡って組まれている中を突き進む。


今では考えられない広さで、どのカメラアングルから撮っても問題が無いのだ。


等身大サイズの顔の大きさの造形物も使用されているので、迫力満点なのです。


東京タワーに身体をよじらせ口から糸を吐き、繭を作るシーンは夜の街と重なり、神秘的に。


そして、繭から首を出し、成虫モスラが誕生。


生命の神秘を垣間見るような、幻想的な演出でした。


幼虫の目が青いので、成虫のモスラも目は青い。


本編では、小美人を見せものにして稼ごうとする、人間の醜い心を描きだしていた。


小美人と呼ばれるだけあって、視覚的にも彼女達の非力さを表現していました。


有名なのは、劇中で小美人が歌う「モスラの歌」。


生命の鼓動を感じさせる、ダイナミックな側面を持ち合わせたメロディなのだ。

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