元々は、アメリカのテレビプログラム用に製作されていた作品で、近年、音声のみのテープが発見され、映画本編の映像を流用したものが、DVDソフト等に収録されるようになっている。
バランの着ぐるみが登場するのは、本作のみ。
『怪獣総進撃』にバランは姿を見せているが、飛び人形のみだからだ。
低予算のためか、モノクロフィルムの作品であり、スケールも若干小さく感じられる。
作品内の「東北のチベット」という言葉が、放送禁止用語という事で状況に応じてカットされていた事は有名。
婆羅陀魏山神として祀られていたようで、土着信仰的な側面もある怪獣がバラン。
正面と横から見る顔が異なったイメージを持っているが、やはり横向きのシルエットは最高。
ゴジラとは異なり、首と胴体の間が絞られて(細くなって)いるのが、正面と横向きの印象の違いを引き起こしているのかもしれません。
また珍しく、バンダイからはソフビ人形が発売されませんでした。
バランは光に対して敏感であり、パラシュートに付けた照明弾を口にする習性がありました。
結局は、この習性を利用され、特殊火薬を飲み込んだため退治されてしまいました。
バランの背中にある角は、ビニールホースを加工したもので、劇中でも透き通っているのが確認できます。
日本色の濃い怪獣映画なので、私の好きな作品でもあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。