2015年10月30日金曜日

大怪獣バラン

元々は、アメリカのテレビプログラム用に製作されていた作品で、近年、音声のみのテープが発見され、映画本編の映像を流用したものが、DVDソフト等に収録されるようになっている。


バランの着ぐるみが登場するのは、本作のみ。


『怪獣総進撃』にバランは姿を見せているが、飛び人形のみだからだ。


低予算のためか、モノクロフィルムの作品であり、スケールも若干小さく感じられる。


作品内の「東北のチベット」という言葉が、放送禁止用語という事で状況に応じてカットされていた事は有名。


婆羅陀魏山神として祀られていたようで、土着信仰的な側面もある怪獣がバラン。


正面と横から見る顔が異なったイメージを持っているが、やはり横向きのシルエットは最高。


ゴジラとは異なり、首と胴体の間が絞られて(細くなって)いるのが、正面と横向きの印象の違いを引き起こしているのかもしれません。


また珍しく、バンダイからはソフビ人形が発売されませんでした。


バランは光に対して敏感であり、パラシュートに付けた照明弾を口にする習性がありました。


結局は、この習性を利用され、特殊火薬を飲み込んだため退治されてしまいました。


バランの背中にある角は、ビニールホースを加工したもので、劇中でも透き通っているのが確認できます。


日本色の濃い怪獣映画なので、私の好きな作品でもあります。

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