2015年10月27日火曜日

ゴジラ ファイナルウォーズ

ゴジラ誕生50周年の記念すべき映画。


ゴジラ映画の集大成であり、総決算であったが、内容は散々なもの。


見どころは、オープニングナレーション後のバックに流された、かつてのゴジラの映像のみと言うのは言い過ぎだろうか。


マンダ、アンギラス、キングシーサー、カマキラス、クモンガ、ミニラ、エビラ、ガイガン、ヘドラと復活怪獣も多かったのだが、全く個性が生かされていなかった。


この怪獣が出現する意味、意義付けが欠けているのだ。


やたらと無意味に長いアクションシーン。


対エビラ戦でのM機関の肉弾戦も、視点がずれていたようだ。


観客は、ゴジラを観に劇場に足を運んでいるのだ。


復活した平成シリーズを経ての作品とは、到底思えない演出が多々目についたのだ。


怪獣をゴミの山のように扱うのが、その最たるものだ。


海外版『GODZILLA』のゴジラのデザインをイメージした、ジラの登場も、一見さんなのだ。


モンスターXがカイザーギドラへと姿を変える「隠し玉」も、焼け石に水のような展開に。


材料が最上級でも、調理の仕方を間違えると「美味しくない」という事の見本のような作品なのだ。


それほど、ゴジラに対する期待は計り知れないのである。


あくまでも、ゴジラは「反戦」への関わり無くしては存在し得ないのである。


やたら、画面の色調を変えていたのも、マイナスの要因になってしまいました。 

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