2015年10月15日木曜日

ゴジラ(1984)

復活ゴジラ映画の第一段。


ショッキラスは登場するものの、ゴジラ単体の映画。


少しゴンタ顔の着ぐるみです。


ゴジラの顔の表情を表現するために、アップ用としてサイボットゴジラが製作されました。


復活を望む声が高まり、「復活フェスティバル ゴジラ1983」を経て、遂に新作が公開されました。


「対決シリーズ」が定番でしたので、公開当時は物足りなさを感じましたが、改めて見直すと素晴らしい作品です。


それまでは、ゴジラへの攻撃が主流だったが、今回は体内にカドミウム弾を撃ち込み動きを制御する方向へ。


見た目は地味ですが理に叶った作戦で、スーパーXが搭載してゴジラの口へと打ち込みました。


成功したかに見えたが、不可抗力により雷雲が発生し落雷を受けてゴジラは復活。


結果的ですが、自然現象には太刀打ち出来ないという事だ。


これが後に続く、「平成VSシリーズ」への原点になります。


厳密に言うと本作は昭和の作品ですが、平成の作品として分類されがちです。


『ゴジラ』生誕30周年の新作ですが、本作のヒロインである沢口靖子さんは、第1作の河内桃子さんのようにクローズアップされね事は少ないようです。


第1作の『ゴジラ』から直結する設定なので、途中のアンギラス以降の怪獣達も存在しない事になっています。


また、身長は50メートルから80メートルにアップされていますが、乱立する巨大ビルに埋もれてしまいがちで、都市破壊のカタルシス、描写も難しいかったようです。


本作の『ゴジラ』が、お子様向けになってしまっていた「ゴジラ」を世間の一般大衆、成人層に取り戻したという点に於いての功績は素晴らしいと思います。







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