「完全新作ビデオシリーズ」も、これが最後。
『ティガ』は過去を、『ダイナ』は劇中のリアルタイムを、今回の『ガイア』は後日談とバランス良くシチュエーションが振り分けられている。
我夢はガイアであった事を、様々な形で背負って生きていた。
全世界にTV中継されたのだから、当然なのかも。
少し曖昧になっていた復学の件も、「大学は休学扱い」にしていてくれたとのフォローがあり、好感が持てた。
PALにも、また会えて嬉しい限り。
我夢には「XIG科学顧問の準隊員」との肩書が。
アッコとは、何の進展も無いようだ。
悲しいかな我夢が石室コマンダーに呼ばれたのは、堤チーフの言によれば「この地球は、我々人間の想像を超える世界。」だからである。
少なからず、ガイアの力を借りざる負えないとの予測からなのだろう。
一方、藤宮はアメリカ合衆国に。
G.U.A.R.Dの怪獣(ゾンネルⅡ)攻撃を妨害したとして、指名手配されていた。
怪獣は、戦車部隊の攻撃により死んだようだ。
表面的には同じ行動のようだが、以前の彼とは違う事をKCBの玲子がフォローしていた。
彼女は髪の毛が伸びており、時の流れを表しているようだ。
アグレイダーに「光」を取り戻したのは、少女メリッサ。
後で姿を見せてくれる「深海生命体リナール」が変身した姿なのだ。
彼女の身体から、光の粒子が放たれた。
ガクゾムとアグルの戦いを、街の巨大モニターで見守る群衆の中には、「らくだ便」のお兄さんの姿が。
そして、我夢のエクスプレンダーにも「光」が灯された。
海底に住むリナール達が、破損を受けたセイレーンに集まり、我夢の元へとやって来たのだ。
ガクゾムと2大ウルトラマンの激突。
またしても、2大ウルトラマンは苦しみながらの戦いに。
ガイアに対して「立て」との言葉を投げかける石室コマンダーや梶尾たち。
彼を救世主としてではなく、自分達と供に戦って地球を守ろうとの、「願い」と「期待」を込めてのメッセージのように感じられた。
彼らの力と共に、リナールの海底都市の「光」が、ガイアとアグルに再びエネルギーを与えたのだ。
もはや、ガクゾムなど敵ではない。
スプリーム・ヴァージョンに姿を変えたガイアと、アグルの攻撃を吸収出来ずに、四方八方に爆発飛散。
深海をはじめ、地球の様々な場所には怪獣達だけではなく、「地球を守るための光」が数多く存在しているのかもしれない。
幸か不幸か、「光」がその存在感を現すのは、地球の叫びが聞こえる時である。
これは、人類が地球上に存在する限り、永遠なのかもしれない。
「歴史は繰り返す」と言うが、「同じ過ち」だけは最小限に留めたいものである。
他者に依存するのではなく、私たち一人一人が「意識改革」を進めなければ、「破滅招来体」の根源を絶滅させるのは困難だろう。
いつまでも、我夢や藤宮に頼る事は出来ないのだから。
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