カオスウルトラマンカラミティ登場
ひざまづき、地に伏すコスモス。
ムサシは、トレジャーベースへと運び込まれる。
カワヤ医師の診断を受け「長い間ずっと休まず、極限まで体力を使い果たした人間と同じもの。」、「死にかけている。」と。
2人が、夢の中で会話を。(一連の騒動の際に、視聴者へのお詫びに使用されていたのは、この映像のようだ。)
「私には、もう時間がない。」とコスモス。
ムサシとの同化による激闘の連続がもたらした、「ひずみ」のようだ。
「だが、ムサシ、私は逃げ出したりはしない。この身が、宇宙の星屑になろうとも、最後まで戦う。それが、私の使命でもあるのだ。」とのコスモスの言葉に対し、ベッドに横たわったまま、うわ言でムサシは応える。
「ウルトラマンコスモス、僕が戦います。もう、あなたの力を借りずに。」と。
その場に居合わせたのが、ヒウラキャップとアヤノ隊員。
彼のうわ言を「決意」と解釈したのか、それともムサシ=コスモスと確信したのだろうか。
2人の表情からは伺い知る事が出来ないが、「正体バレ」の確率は高そうだ。
再び出現したウルトラマンカラミティは、「バイオケミカルセンター」を目指す。
負傷を押して、テックサンダー1号で出撃するヒウラだが、あえなく撃沈。
ムサシは意識を取り戻し、仲間の危機を知り出撃しようとするが、「待って、そんな身体で戦ったら、どうなってしまうか分からないわ。だから。」とアヤノが引き留める。
ムサシは「コスモスは、僕たち地球人の為に、いや、この地球に生きる全ての生き物のために戦ってくれたんだ。ここで、僕たちが引く訳にはいかない。」と。
アヤノは「あたしは、あたしは、あなたの事が・・・。」
アヤノは、この後に、当然「好きだから。」と言いたかったのだろう。
だが、ムサシ=コスモスと知っていればこそ、個人の感情を抑えたのではなかろうか。
それを承知の上で「ありがとう、大丈夫。やられたりなんかはしない。絶対に勝つ。」とムサシは出撃。
この時、2人の会話に若干エコーがかかっていたが、ムサシだけにエコーの方が良かったのでは。
その方が、ムサシとコスモス両者共通の意思と捉える事が出来るからだ。
あるいは、ムサシオンリーの意思表示だったのだろうか・・・。
カラミティに挑むコスモスを、見守るしかないアヤノ。
無言だが、その口元が「ムサシ」と。
やはり、知っていたようだ。
カオスキメラを封入したプロトタイプの特殊カートリッジが完成し、フブキ隊員が撃つ放ち、見事に勝利を呼び込む。
「ムサシ、戦いは、まだ始まったばかりだ。」とコスモス。
「コスモス、僕はあなたと共に、そして仲間と共に戦い続けます。」とムサシが応じていたが、コスモスは「地球上で戦うための、パワーの限界が近付いている。」と述べていたのだから、矛盾しているのでは。
「点」の盛り上がりは良いのだが、「線」として繋がらないのは・・・。
2人の決意が、全てを乗り越えたという事なのかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。