2016年1月7日木曜日

ウルトラマンコスモス 第57話 地球の悲鳴

ドルバ カオスドルバ カオスウルトラマンカラミティ登場


最終決戦を控え、鏑矢諸島に向かおうとするムサシ隊員に、アヤノ隊員は「ムサシ・・・隊員、あの、あの、その、えっと。」と呼び止める。


ムサシは、それを遮るように「大丈夫、すぐ帰って来るよ。」と優しく微笑みかけ敬礼。


アヤノも笑顔で敬礼するが、表情には一抹の不安が垣間見える。


数日後、「TEAM EYES」はカオスウルトラマンを誘い出し倒すべく、コスモスを囮にして作戦開始。


防衛軍の発案ではなく「TEAM EYES」の提案で、1420メガヘルツのウルトラ信号を発信し、コスモスが現れたと見せかけるのだ。


だがムサシは、進化するカオスヘッダーに対し「カオスキメラ」を使用しての「対処療法」には、根本的な解決策を見いだせずに迷っていた。


誘い出したはずが、地中から姿を現したのはカオス化したドルパ(ガルバスと同じ種族、「TEAM EYES」は認識していた)。


全てを察知していたカオスウルトラマンカラミティは、満を持しての登場。


風貌が変化していたが、その時点での最高の形態を形成する能力が、カオスヘッダーには備わっているのだろう。


攻撃を受け爆風に包まれたムサシは、コスモスの記憶の中にある風景に導かれた。


地球に来る前、ある星をカオスヘッダーの魔の手から守り切れなかった為に、生態系を変えられ死の星になってしまった惑星だ。


「だから、私は救いたいのだ。この地球を、この地球だけは何としても。」とコスモスが語りかける。


同じ痛恨の思いを、二度と繰り返したくないのだ。


地球の悲鳴を耳にし、コスモスに促され「迷い」が吹っ切れたのか、ムサシは変身。


ドルバから、カオスヘッダーを取り除く。


そのドルバが、コスモスを助太刀。


可愛らしい羽根を、必死に羽ばたかせての突撃。


力が弱くても、自分の持てる能力を振り絞っての健気な姿に感動。


「他者を攻撃した者は、結果として自分が攻撃して返され。」、「他者を守った者は、結果として守った者から守られる。」との道理なのだ。


防衛軍とナガレ ジュンヤ(怪獣殲滅兵器開発チーム「ガウス」のリーダー、第33話「怪獣狙撃手」以来の登場)の援護で、辛くも勝利。


防衛軍が開発した「キメラミサイル」が、功を奏したのだ。


「TEAM EYES」からの歩み寄りにより、「カオスキメラのデータとサンプルを防衛軍に送っていた。」事による成果なのだ。


独善では、成果を伴わないからだ。


「キメラミサイル」を撃ち込まれたカオスウルトラマンカラミティの体色が変化し、細胞が変化する姿はCGならではの表現の好例。


ムサシの「心」は晴れてはいない。


「カオスヘッダーを倒す」以外の解決方法を探す思索が続き、迷いが残っていた。


安易な解決策に妥協しないからこその「尊い悩み」は、必ず「根本的な解決」に結び付く事を信じたい。

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