ドルバ カオスドルバ カオスウルトラマンカラミティ登場
最終決戦を控え、鏑矢諸島に向かおうとするムサシ隊員に、アヤノ隊員は「ムサシ・・・隊員、あの、あの、その、えっと。」と呼び止める。
ムサシは、それを遮るように「大丈夫、すぐ帰って来るよ。」と優しく微笑みかけ敬礼。
アヤノも笑顔で敬礼するが、表情には一抹の不安が垣間見える。
数日後、「TEAM EYES」はカオスウルトラマンを誘い出し倒すべく、コスモスを囮にして作戦開始。
防衛軍の発案ではなく「TEAM EYES」の提案で、1420メガヘルツのウルトラ信号を発信し、コスモスが現れたと見せかけるのだ。
だがムサシは、進化するカオスヘッダーに対し「カオスキメラ」を使用しての「対処療法」には、根本的な解決策を見いだせずに迷っていた。
誘い出したはずが、地中から姿を現したのはカオス化したドルパ(ガルバスと同じ種族、「TEAM EYES」は認識していた)。
全てを察知していたカオスウルトラマンカラミティは、満を持しての登場。
風貌が変化していたが、その時点での最高の形態を形成する能力が、カオスヘッダーには備わっているのだろう。
攻撃を受け爆風に包まれたムサシは、コスモスの記憶の中にある風景に導かれた。
地球に来る前、ある星をカオスヘッダーの魔の手から守り切れなかった為に、生態系を変えられ死の星になってしまった惑星だ。
「だから、私は救いたいのだ。この地球を、この地球だけは何としても。」とコスモスが語りかける。
同じ痛恨の思いを、二度と繰り返したくないのだ。
地球の悲鳴を耳にし、コスモスに促され「迷い」が吹っ切れたのか、ムサシは変身。
ドルバから、カオスヘッダーを取り除く。
そのドルバが、コスモスを助太刀。
可愛らしい羽根を、必死に羽ばたかせての突撃。
力が弱くても、自分の持てる能力を振り絞っての健気な姿に感動。
「他者を攻撃した者は、結果として自分が攻撃して返され。」、「他者を守った者は、結果として守った者から守られる。」との道理なのだ。
防衛軍とナガレ ジュンヤ(怪獣殲滅兵器開発チーム「ガウス」のリーダー、第33話「怪獣狙撃手」以来の登場)の援護で、辛くも勝利。
防衛軍が開発した「キメラミサイル」が、功を奏したのだ。
「TEAM EYES」からの歩み寄りにより、「カオスキメラのデータとサンプルを防衛軍に送っていた。」事による成果なのだ。
独善では、成果を伴わないからだ。
「キメラミサイル」を撃ち込まれたカオスウルトラマンカラミティの体色が変化し、細胞が変化する姿はCGならではの表現の好例。
ムサシの「心」は晴れてはいない。
「カオスヘッダーを倒す」以外の解決方法を探す思索が続き、迷いが残っていた。
安易な解決策に妥協しないからこその「尊い悩み」は、必ず「根本的な解決」に結び付く事を信じたい。
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