2016年1月11日月曜日

ウルトラマンコスモス 本放送時未放映 予定話数第50話 怪獣密輸!?

バデータ登場


一連の騒動で、当時は未放映に終わった「幻の作品」が、遂に日の目(DVDソフト)を見た。


再放送を待たずして、視聴出来るのだ。


「金色のパンダトカゲ」を求めて洞窟を探訪する、密輸グループの山井と岡田。


金色の卵から誕生したそれは、トカゲの化け物、バデータ(VADATE)だった。


ペットショップがブローカーになっていのが、現代が抱える闇のようでリアルだ。


岡田は佐伯刑事らに捕まったが、山井はペットショップの店主とドッキング。


だけど、間抜けな店主の自白により、ムサシ隊員とフブキ隊員に気付かれる。


だが、時既に遅し。


「HKP」と呼ばれる成長抑止剤を注射されており、バデータには逆効果だった。


急激に成長巨大化し、突然変異を起こしてしまった。


薬物の副作用は、他人(獣?)事ではなく、これも現代が抱える問題の一端である。


お金になれば手段を選ばない昨今、人間誰しもが持っている「心の闇」であるからだ。


巨大怪獣となってしまったバデータは、2足歩行で角とトゲと尾を持ち合わせた正統派の怪獣デザイン。


コスモスの腹部を爪で引っかくと「光」が漏れる場面は、「光の巨人」の描写にマッチしている。


コスモスのお陰で「HKP」の毒素を取り除かれたバデータは大人しくなり、一件落着。


空に飛び去るコスモスに、両手でバイバイする姿はオチャメで可愛い。


本来は、このような習性みたいだ。


動物に対する「HKP」の使用が「TEAM EYES」の怪獣保護と同様に思え、迷いを生じていたフブキ隊員も吹っ切れたようで、こちらも一安心。


佐伯刑事と2人の部下のやり取り(バデータに噛まれ、包帯が巻かれた人差し指を、阿吽の呼吸で上げたりする動き等)が、『ブースカ!ブースカ!!』の松戸最円と凸丸凹丸のやり取りのようで微笑ましい。


でも、2人の包帯は、山井に「怪獣密輸」の罪名を告げる場面だった方が自然だったと思います。

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