ミーニン カオスウルトラマンカラミティ カオスダークネス登場
カオスヘッダーにより封鎖されてしまったトレジャーベースへ、救出に向かおうとするムサシ隊員を、フブキ隊員が引き留める。
「行くな、ウルトラマンコスモス。」と。
やはり、フブキは知っていたのだが、ムサシがウルトラマンである事を認めるのが怖かったと。
それは、「依頼心」をも内包しているのだろう。
ムサシの優しさを「計算」して油断させ、拳を撃ち込むフブキ。
カオスヘッダーに密閉されたが、酸素が無くなる前にコスモスが登場。
驚いたのは、フブキ。
ムサシは意識を失ったフリをして、フブキがその場を立ち去るのを「計算」していたかのようだ。
決着をつける為、カオスヘッダーを誘い出すが、カオスウルトラマンカラミティへと姿を変えてしまう。
コスモス、いやムサシを救出すべくテックブースターを出撃させたいと懇願するフブキだが、本来の目的(P87ポイントへの攻撃)以外には使用出来ないとヒウラキャップは首を縦には振らない。
そんな時、鏑矢諸島のリドリアス、モグルドン、ボルギルスが姿を消してしまう。
怪獣達がカオス化した際の有事を想定し、P87ポイントへの攻撃が急務になってしまったのだ。
出撃するヒウラに、「コスモスは、ウルトラマンコスモスは・・・。」と縋りつくフブキ。
しかし、「これ以上言うな、フブキ。今は、これしか道がないんだ。」と振りはらう。
フブキと同じ気持ちなのだろう。
ヒウラの、「許してくれ、ムサシ。」との言葉が切ない。
操縦桿を動かしているのは、自分自身の意思だけではないのだ。
作戦室で、「ムサシ」と呟くアヤノ。
幸か不幸か、シノブリーダーとドイガキ隊員は、ムサシがコスモスである事を知らないのだろう。
月面に降り立つ、コスモスとカラミティ。
2人の会話と、吉井ちゃんによる鉱石(記録媒体)の解読により、カエスヘッダーの正体が判明。
混乱した星に秩序をもたらす為に、人工的に造られた生命体で、増殖し力を持ちすぎたのではないかと。
「ひとつの意思の元で秩序を築く。そのために、犠牲が必要な事もある。」が大義名分だが、結果的に、偏った思想の管理主義者が産み出した産物になってしまったようだ。
善意であろうが、秩序を押し付けようとする事には、シノブもフブキも反対だ。
個々の存在をないがしろにした「一心同体」よりも、各人の個性を生かした「異体同心」の方が尊いはず。
カラミティは「我々は、人間の心を知った。憎しみを、怒りの感情を我々は知った。」と言い放ち、コスモスに憎しみをぶつける。
憎しみだけではなく、「愛」も知ったはずだ。
なぜ、偏った感情しか有していないのか。
もう、自分をコントロール出来ないほど暴走しているのか。
月面の爆発をくぐり抜けたコスモスが、ルナからコロナへとモードチェンジ。
更に、ジャンプして着地するとエクリプスへ。
一方、ヒウラは月を目前に、オートコントロールをカットし手動操縦でP87ポイントへと向かう。
体力、エネルギーの消耗が著しいのに、なぜコスモスは月へやって来たのか。
それは、月に埋もれているソアッグ鉱石を利用する為だ。
その光を浴びたカラミティは、それまで苦戦していたコスモスの敵ではなかった。
見事に消滅したのだ。
しかし、ヒウラの軌道変更の代償は大きかった。
P87ポイントの全てのカオスヘッダーが月に集結し、ソアッグ鉱石を消滅させてしまった。
そして、カオスダークネスへと変貌し、エネルギーの消耗したコスモスに衝撃波を浴びせる。
岩を砕きながら吹き飛ばされる、眼前のウルトラマンに対し、もう「コスモス」とは呼ばない。
「ムサシ」と叫ぶ、ヒウラと隊員たち。
大ピンチのコスモスだが、テックブースターに搭載したカオスキメラを放たれ、更にコスモスの攻撃をも受け、カオスダークネスは退散。
衝撃が訪れたのは、その直後。
「ありがとう、ムサシを頼む。」と、コスモスの意思で分離したムサシが、ヒウラの元に返されたのだ。
最終回を待たずして、ウルトラマンの方から分離したのは初めてだ。
逆のケースは、アグル(『ウルトラマンガイア』)があり。
「コスモプラック」は、「輝石」へと形を変えてしまった。
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