「完全新作ビデオシリーズ」も、これが最後。
『ティガ』は過去を、『ダイナ』は劇中のリアルタイムを、今回の『ガイア』は後日談とバランス良くシチュエーションが振り分けられている。
我夢はガイアであった事を、様々な形で背負って生きていた。
全世界にTV中継されたのだから、当然なのかも。
少し曖昧になっていた復学の件も、「大学は休学扱い」にしていてくれたとのフォローがあり、好感が持てた。
PALにも、また会えて嬉しい限り。
我夢には「XIG科学顧問の準隊員」との肩書が。
アッコとは、何の進展も無いようだ。
悲しいかな我夢が石室コマンダーに呼ばれたのは、堤チーフの言によれば「この地球は、我々人間の想像を超える世界。」だからである。
少なからず、ガイアの力を借りざる負えないとの予測からなのだろう。
一方、藤宮はアメリカ合衆国に。
G.U.A.R.Dの怪獣(ゾンネルⅡ)攻撃を妨害したとして、指名手配されていた。
怪獣は、戦車部隊の攻撃により死んだようだ。
表面的には同じ行動のようだが、以前の彼とは違う事をKCBの玲子がフォローしていた。
彼女は髪の毛が伸びており、時の流れを表しているようだ。
アグレイダーに「光」を取り戻したのは、少女メリッサ。
後で姿を見せてくれる「深海生命体リナール」が変身した姿なのだ。
彼女の身体から、光の粒子が放たれた。
ガクゾムとアグルの戦いを、街の巨大モニターで見守る群衆の中には、「らくだ便」のお兄さんの姿が。
そして、我夢のエクスプレンダーにも「光」が灯された。
海底に住むリナール達が、破損を受けたセイレーンに集まり、我夢の元へとやって来たのだ。
ガクゾムと2大ウルトラマンの激突。
またしても、2大ウルトラマンは苦しみながらの戦いに。
ガイアに対して「立て」との言葉を投げかける石室コマンダーや梶尾たち。
彼を救世主としてではなく、自分達と供に戦って地球を守ろうとの、「願い」と「期待」を込めてのメッセージのように感じられた。
彼らの力と共に、リナールの海底都市の「光」が、ガイアとアグルに再びエネルギーを与えたのだ。
もはや、ガクゾムなど敵ではない。
スプリーム・ヴァージョンに姿を変えたガイアと、アグルの攻撃を吸収出来ずに、四方八方に爆発飛散。
深海をはじめ、地球の様々な場所には怪獣達だけではなく、「地球を守るための光」が数多く存在しているのかもしれない。
幸か不幸か、「光」がその存在感を現すのは、地球の叫びが聞こえる時である。
これは、人類が地球上に存在する限り、永遠なのかもしれない。
「歴史は繰り返す」と言うが、「同じ過ち」だけは最小限に留めたいものである。
他者に依存するのではなく、私たち一人一人が「意識改革」を進めなければ、「破滅招来体」の根源を絶滅させるのは困難だろう。
いつまでも、我夢や藤宮に頼る事は出来ないのだから。
2016年1月21日木曜日
2016年1月20日水曜日
ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー
本話は、TVシリーズの第47話と第48話の間の、第47.5話。
冒頭には、第47話のダイナとハネジローの別れのシーンが。
なんと、「ゲンツキ堂」と「とんとん亭」でバイトに励むカモスケ(『ブースカ!ブースカ!!』)が登場。
しかも、ミジー星人の3人がダイナへの復讐を果たすべく、「とんとん亭」で密談しているのだ。
出前から戻ってきたブースカを見た時には、「お笑いキャラ」の総出演で、盆と正月が一緒にやって来たような気分に。
ブースカ達は、2019年で活躍していたのだ。
「完全新作ビデオシリーズ」とはいえ、ブースカが、『ダイナ』の世界に出演した事に感激。
大作パパと妙美お姉さんも元気そう。
さらに、後の場面ではつっくんも登場。
ブースカのセリフ「日八樫さん」には、登場しなくても夢町に存在している事を示しているようだ。
ミジー・ドルチェンコは相変わらずのようで、クシャミした途端に正体を現してしまい、挙句の果てには「ぽちガラオン」をラーメンの中に落としてしまった。
「とんとん亭」の周辺に現れた女・アンドロイドは、怪獣アーウォンを出現させる。
赤い体色のアーウォンが、青色の建物を破壊しており、視覚効果も抜群。
避難誘導中のマイ隊員の髪の毛がロングだったが、ヘルメットの中に隠して、本放送時のようにショートカットに見えるようにして欲しかったですね。
その頃、宇宙から謎のカプセル(カモスケのカプタマカプセルの改造?)が飛来。
運が良かったのか悪かったのか、ミジー星人の手に確保されてしまった。
そして、ダイナが大地の土を跳ね上げて登場。
アーウォンに捕えられたリョウ隊員を救出したが、機体こそ違えどネオガイガレード(第50話、第51話)以前にも同じシチュエーションがあったのだ。
謎のカプセルからは、ハネジローが登場。
ミジー星人は指名手配され、アーウォンとの関係を疑われていた(ウドチェンコの携帯着メロは『ウルトラマン』の主題歌!!)。
逃げ回る彼らに遭遇したのは、なんとなんと「らくだ便」のお兄さん。
(後で、パワーロックが着地の際に、建物を壊されてしまう。)
ハネジローは脱出すべく、ウドチェンコの携帯電話でスーパーガッツにメールを送信。
ちなみに第47話でハネジローは、「PAM PAM NET」を使ってアスカにメールを送っていました。
マイからの連絡を早とちりせず、送信者がハネジローである事を最後まで聞いていれば、後の展開も異なっていただろうが、アスカ隊員らしいですね。
藁にも縋りたい状況とはいえ、3人のミジー星人に総監の許可を経て、動きを封じられたダイナの救出を依頼するヒビキ隊長。
ぽちガラオンはハネジローの協力を得て、ワンゼットの額の穴から頭部内への侵入に成功し内部のメカを破壊。
そこに居た女・アンドロイドも消滅し、ワンゼットの動きを停止させダイナの救出に成功。
動きを封じられたワンゼットであったが、ぽちガラオンの操縦装置で動く事を知ったドルチェンコは、良からぬ事を思いつく(と言うか、彼らの本来の目的)。
「仏作らずして魂入れた」の名言と共に、ダイナに向かって行くが、所詮はミジー星人。
途中で操縦装置が壊れてしまい、ぽちガラオンの活動停止と共に、ワンゼットも停止。
難なく、ダイナに倒されてしまう。
ミジー星人は、またしても逃亡。
往路分のエネルギーしか積み込めないカプセルで飛来していたハネジローと、やっと再開できたアスカ。
彼のケガも、早く癒えるのではなかろうか。
TVシリーズ終了から2年と数ヶ月で製作されたため、マイ隊員のロングヘアーと共に、リョウ隊員の日焼け具合も気になりましたが、これは贅沢というものですね。
冒頭には、第47話のダイナとハネジローの別れのシーンが。
なんと、「ゲンツキ堂」と「とんとん亭」でバイトに励むカモスケ(『ブースカ!ブースカ!!』)が登場。
しかも、ミジー星人の3人がダイナへの復讐を果たすべく、「とんとん亭」で密談しているのだ。
出前から戻ってきたブースカを見た時には、「お笑いキャラ」の総出演で、盆と正月が一緒にやって来たような気分に。
ブースカ達は、2019年で活躍していたのだ。
「完全新作ビデオシリーズ」とはいえ、ブースカが、『ダイナ』の世界に出演した事に感激。
大作パパと妙美お姉さんも元気そう。
さらに、後の場面ではつっくんも登場。
ブースカのセリフ「日八樫さん」には、登場しなくても夢町に存在している事を示しているようだ。
ミジー・ドルチェンコは相変わらずのようで、クシャミした途端に正体を現してしまい、挙句の果てには「ぽちガラオン」をラーメンの中に落としてしまった。
「とんとん亭」の周辺に現れた女・アンドロイドは、怪獣アーウォンを出現させる。
赤い体色のアーウォンが、青色の建物を破壊しており、視覚効果も抜群。
避難誘導中のマイ隊員の髪の毛がロングだったが、ヘルメットの中に隠して、本放送時のようにショートカットに見えるようにして欲しかったですね。
その頃、宇宙から謎のカプセル(カモスケのカプタマカプセルの改造?)が飛来。
運が良かったのか悪かったのか、ミジー星人の手に確保されてしまった。
そして、ダイナが大地の土を跳ね上げて登場。
アーウォンに捕えられたリョウ隊員を救出したが、機体こそ違えどネオガイガレード(第50話、第51話)以前にも同じシチュエーションがあったのだ。
謎のカプセルからは、ハネジローが登場。
ミジー星人は指名手配され、アーウォンとの関係を疑われていた(ウドチェンコの携帯着メロは『ウルトラマン』の主題歌!!)。
逃げ回る彼らに遭遇したのは、なんとなんと「らくだ便」のお兄さん。
(後で、パワーロックが着地の際に、建物を壊されてしまう。)
ハネジローは脱出すべく、ウドチェンコの携帯電話でスーパーガッツにメールを送信。
ちなみに第47話でハネジローは、「PAM PAM NET」を使ってアスカにメールを送っていました。
マイからの連絡を早とちりせず、送信者がハネジローである事を最後まで聞いていれば、後の展開も異なっていただろうが、アスカ隊員らしいですね。
藁にも縋りたい状況とはいえ、3人のミジー星人に総監の許可を経て、動きを封じられたダイナの救出を依頼するヒビキ隊長。
ぽちガラオンはハネジローの協力を得て、ワンゼットの額の穴から頭部内への侵入に成功し内部のメカを破壊。
そこに居た女・アンドロイドも消滅し、ワンゼットの動きを停止させダイナの救出に成功。
動きを封じられたワンゼットであったが、ぽちガラオンの操縦装置で動く事を知ったドルチェンコは、良からぬ事を思いつく(と言うか、彼らの本来の目的)。
「仏作らずして魂入れた」の名言と共に、ダイナに向かって行くが、所詮はミジー星人。
途中で操縦装置が壊れてしまい、ぽちガラオンの活動停止と共に、ワンゼットも停止。
難なく、ダイナに倒されてしまう。
ミジー星人は、またしても逃亡。
往路分のエネルギーしか積み込めないカプセルで飛来していたハネジローと、やっと再開できたアスカ。
彼のケガも、早く癒えるのではなかろうか。
TVシリーズ終了から2年と数ヶ月で製作されたため、マイ隊員のロングヘアーと共に、リョウ隊員の日焼け具合も気になりましたが、これは贅沢というものですね。
2016年1月19日火曜日
ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人
オリジナルビデオ作品に相応しく、画面の上下は黒く劇場版のようだ。
TVシリーズの主題歌こそ無かったものの、BGMを耳にした途端に『ウルトラマカティガ』の世界へと。
今回は、GUTSとスーパーGYTSの隊員達が数多く古代の人々として登場しているが、いつの時代においても、彼らはティガと共に戦っているのだろう(ご先祖様!!)。
少し驚いたのが、ミズノエノリュウに酷似していた龍。
マホロバに、あっけなく倒されてしまったが、その身体の中から「闇薙の剣」が。
ティガの姿をした剣の模様から光を放ち、古代のスパークレンスを照らし出す。
マホロバは、ツバサやダイゴの祖先のようだ。
ジョーモノイドと交戦し、2038年から数十世紀前に連れ去られてしまったツバサ。
「ティガの里」(後に命名)を襲うジョーモノイド。
マホロバが持って来た古代のスパークレンスを、願いを込めて右手に掲げるツバザ。
そう、彼は「光の巨人」ティガに変身する事が出来たのだ。
過去にタイムスリップしたとはいえ、実体のティガが蘇ったのは2012年以来で26年振りの事。
ジョーモノイドとの戦いも、ツバサの不慣れを現しており、人間ウルトラマンらしさが損なわれていない。
父ダイゴと同様に、 「巨人でいるより人間でいたい。」との迷いを生じるツバサ。
父の記憶遺伝子がある以上、仕方の無い事かもしれない。
ドグーフが最初に登場した時は、目が青色の発光だったが、ドグラマグマによって蘇った後は、目が黄色の発光に。
再度、ティガへと変身するツバサ。
だが、ドグーフはデカイ。
ティガの倍位の大きさなのだが、素晴らしい映像技術により激突シーンに違和感は無い。
なんとかジョーモノイドを倒したものの、ドグーフに打ちのめされ、ツバサの姿に戻ってしまった。
「ティガの里」も、もはやこれまでと思われた時、イザレの巫女から託された「ティグの紋章」を額に装着したアムイが古代のスパークレンスを掲げると、ティガが出現。
ドグーフと同じ位の身長が真の光を継ぐ者を象徴しているようであり、アムイが変身したティガは完全体なので、スカイ、パーワーへとタイプチェンジが可能だったのだろう。
苦戦するティガを救ったのは、「闇薙の剣」の閃光だった。
やはり、「闇」は「光」には勝てないのだ。
全身が見えないので、何とも言えないのだが、ミズノエノリュウが古代から存在していたのなら、『ウルトラマンガイア』と同一世界観でもあるのだ。
TVシリーズの主題歌こそ無かったものの、BGMを耳にした途端に『ウルトラマカティガ』の世界へと。
今回は、GUTSとスーパーGYTSの隊員達が数多く古代の人々として登場しているが、いつの時代においても、彼らはティガと共に戦っているのだろう(ご先祖様!!)。
少し驚いたのが、ミズノエノリュウに酷似していた龍。
マホロバに、あっけなく倒されてしまったが、その身体の中から「闇薙の剣」が。
ティガの姿をした剣の模様から光を放ち、古代のスパークレンスを照らし出す。
マホロバは、ツバサやダイゴの祖先のようだ。
ジョーモノイドと交戦し、2038年から数十世紀前に連れ去られてしまったツバサ。
「ティガの里」(後に命名)を襲うジョーモノイド。
マホロバが持って来た古代のスパークレンスを、願いを込めて右手に掲げるツバザ。
そう、彼は「光の巨人」ティガに変身する事が出来たのだ。
過去にタイムスリップしたとはいえ、実体のティガが蘇ったのは2012年以来で26年振りの事。
ジョーモノイドとの戦いも、ツバサの不慣れを現しており、人間ウルトラマンらしさが損なわれていない。
父ダイゴと同様に、 「巨人でいるより人間でいたい。」との迷いを生じるツバサ。
父の記憶遺伝子がある以上、仕方の無い事かもしれない。
ドグーフが最初に登場した時は、目が青色の発光だったが、ドグラマグマによって蘇った後は、目が黄色の発光に。
再度、ティガへと変身するツバサ。
だが、ドグーフはデカイ。
ティガの倍位の大きさなのだが、素晴らしい映像技術により激突シーンに違和感は無い。
なんとかジョーモノイドを倒したものの、ドグーフに打ちのめされ、ツバサの姿に戻ってしまった。
「ティガの里」も、もはやこれまでと思われた時、イザレの巫女から託された「ティグの紋章」を額に装着したアムイが古代のスパークレンスを掲げると、ティガが出現。
ドグーフと同じ位の身長が真の光を継ぐ者を象徴しているようであり、アムイが変身したティガは完全体なので、スカイ、パーワーへとタイプチェンジが可能だったのだろう。
苦戦するティガを救ったのは、「闇薙の剣」の閃光だった。
やはり、「闇」は「光」には勝てないのだ。
全身が見えないので、何とも言えないのだが、ミズノエノリュウが古代から存在していたのなら、『ウルトラマンガイア』と同一世界観でもあるのだ。
2016年1月18日月曜日
ウルトラマンコスモス 特別総集編2 コスモス最後の戦い
カオスウルトラマンカラミティ カオスダークネス リドリアス モグルドン ボルギルス登場
何か変だ。
意図的な悪意が感じられる。
杉浦太陽氏逮捕の報道を真実として論じていたが、誤認逮捕の様相を呈してきたからだ。
彼を訴えた被害者(この時点での)が狂言を認め、「供述書」を提出。
大阪府守口署の、ずさんな捜査も浮き彫りになってきた。
事情聴取も行われなかったそうだ。
杉浦氏が無実、事実無根なら何よりも朗報なのだ。
「事実」と共に「真実」を究明し、事件の早期解決と、『コスモス』の放送再開を期待したい。
今回の一連の騒動は、杉浦太陽氏、もしくは円谷プロに対する(逆)恨みなのだろうか。
「探査宇宙船ワルツ3号」のパイロット・ミツヤが、太陽系の外れで発見した水晶体には、カオスヘッダーの謎を解き明かす文字情報がプログラムされていた。
作戦は、カオスキメラをテックブースターの両サイドのモジュールファイターに搭載し、カオスヘッダー出現地点の宇宙座標P87ポイントに打ち込むというのだ。
ヒウラキャップ自らが出撃するが、コスモスとカオスウルトラマンカラミティの決戦は月面上に。
2人の対話から明らかになったのは、「カオスヘッダーは、乱れた世界をひとつの秩序にまとめる為、人工的に作られた生命体。」という事。
誰が作ったのかは、最大の謎だ。
生態系を変え犠牲者を出してまでも、秩序を守ろうと主張しているのだ。
だが、コスモスは許さない。
月の鉱石を利用して、カラミティを撃破。
しかし、P87ポイントのすべてのカオスヘッダーが月に集結し、カオスダークネスが姿を現す。
コスモスの防御をものともせず 衝撃波で吹き飛ばし、岩石を砕く姿は圧巻。
エネルギー消費が著しいコスモスだったが、ヒウラキャップとの共闘により撃破。
それよりも、コスモスが半透明のクリスタル状になり、姿を消失したのも印象的だ。
鏑矢諸島では、ミーニンの元気な姿が。
リドリアス、モグルドン、ボルギルスは逃げ出しそうで、イケヤマ管理官は元気が無いようだ。
平和が訪れたかに見えたが、再度姿を現すカオスダークネス。
何と、その場にはリドリアス、モグルドン、ボルギルスも。
「憎しむのを止めよう。争うのは止めよう。」と鳴き声で訴えているのだ。
突然、輝石が姿を現し太陽の光を浴び、コスモスが登場。
3大怪獣と共に、カオスダークネスの改心を望むが、光球で攻撃を仕掛けてくる。
「コスモスとムサシを援護する。」、「ムサシとコスモスを守る為に。そして、カオスヘッダーを守るために。」、「すべての命を守る。それが、俺たちの究極の目的だったはずだ。」と熱く語り、隊員たちに指令を送るヒウラキャップ。
カオスヘッダーをも救う展開になるとは、良い意味で期待を裏切られたのだ。
しかも、同乗していたフブキ隊員はもとより、シノブリーダーもドイガキ隊員もアヤノ隊員も、ムサシがコスモスである事を知っているのだ。
皆の思いが通じたのか、コスモスの光線を浴び、カオスダークネスの醜悪な姿が金色に輝く天使のような姿に。
そして、コスモスと共に地球を去って行った。
「真の勇者」との言葉を残し、ムサシと分離したのだった。
セリフと、遠景での姿でしかムサシを映し出せないので、不自然さは否めなかった。
コスモスは、ムサシに見送られる事もなく、夕焼けの空に飛び去って行ったのだ。
渋谷プロデューサーが、製作当初から暖めていた構想「ムサシが笑顔で手を振って、コスモスとサヨナラする。」との演出とはかけ離れたものだった。
やはり、本編未放映の総集編は、見ていて不自然な感が否めないのだ。
最後に出たテロップ「また、きっとあえる ウルトラマンコスモスに。そして 隊員たちにも・・・・。」を信じたい。
このテロップには、「ムサシ」の名が無い。
現時点での結果論だが、放映分を「第1部」として区切りをつけ、『コスモス』の世界観を継続する方向での措置を取れなかったのだろうか。
店頭には、『コスモス』の映像ソフトの回収指示があったそうだ。
本放送時のままアップしています。
何か変だ。
意図的な悪意が感じられる。
杉浦太陽氏逮捕の報道を真実として論じていたが、誤認逮捕の様相を呈してきたからだ。
彼を訴えた被害者(この時点での)が狂言を認め、「供述書」を提出。
大阪府守口署の、ずさんな捜査も浮き彫りになってきた。
事情聴取も行われなかったそうだ。
杉浦氏が無実、事実無根なら何よりも朗報なのだ。
「事実」と共に「真実」を究明し、事件の早期解決と、『コスモス』の放送再開を期待したい。
今回の一連の騒動は、杉浦太陽氏、もしくは円谷プロに対する(逆)恨みなのだろうか。
「探査宇宙船ワルツ3号」のパイロット・ミツヤが、太陽系の外れで発見した水晶体には、カオスヘッダーの謎を解き明かす文字情報がプログラムされていた。
作戦は、カオスキメラをテックブースターの両サイドのモジュールファイターに搭載し、カオスヘッダー出現地点の宇宙座標P87ポイントに打ち込むというのだ。
ヒウラキャップ自らが出撃するが、コスモスとカオスウルトラマンカラミティの決戦は月面上に。
2人の対話から明らかになったのは、「カオスヘッダーは、乱れた世界をひとつの秩序にまとめる為、人工的に作られた生命体。」という事。
誰が作ったのかは、最大の謎だ。
生態系を変え犠牲者を出してまでも、秩序を守ろうと主張しているのだ。
だが、コスモスは許さない。
月の鉱石を利用して、カラミティを撃破。
しかし、P87ポイントのすべてのカオスヘッダーが月に集結し、カオスダークネスが姿を現す。
コスモスの防御をものともせず 衝撃波で吹き飛ばし、岩石を砕く姿は圧巻。
エネルギー消費が著しいコスモスだったが、ヒウラキャップとの共闘により撃破。
それよりも、コスモスが半透明のクリスタル状になり、姿を消失したのも印象的だ。
鏑矢諸島では、ミーニンの元気な姿が。
リドリアス、モグルドン、ボルギルスは逃げ出しそうで、イケヤマ管理官は元気が無いようだ。
平和が訪れたかに見えたが、再度姿を現すカオスダークネス。
何と、その場にはリドリアス、モグルドン、ボルギルスも。
「憎しむのを止めよう。争うのは止めよう。」と鳴き声で訴えているのだ。
突然、輝石が姿を現し太陽の光を浴び、コスモスが登場。
3大怪獣と共に、カオスダークネスの改心を望むが、光球で攻撃を仕掛けてくる。
「コスモスとムサシを援護する。」、「ムサシとコスモスを守る為に。そして、カオスヘッダーを守るために。」、「すべての命を守る。それが、俺たちの究極の目的だったはずだ。」と熱く語り、隊員たちに指令を送るヒウラキャップ。
カオスヘッダーをも救う展開になるとは、良い意味で期待を裏切られたのだ。
しかも、同乗していたフブキ隊員はもとより、シノブリーダーもドイガキ隊員もアヤノ隊員も、ムサシがコスモスである事を知っているのだ。
皆の思いが通じたのか、コスモスの光線を浴び、カオスダークネスの醜悪な姿が金色に輝く天使のような姿に。
そして、コスモスと共に地球を去って行った。
「真の勇者」との言葉を残し、ムサシと分離したのだった。
セリフと、遠景での姿でしかムサシを映し出せないので、不自然さは否めなかった。
コスモスは、ムサシに見送られる事もなく、夕焼けの空に飛び去って行ったのだ。
渋谷プロデューサーが、製作当初から暖めていた構想「ムサシが笑顔で手を振って、コスモスとサヨナラする。」との演出とはかけ離れたものだった。
やはり、本編未放映の総集編は、見ていて不自然な感が否めないのだ。
最後に出たテロップ「また、きっとあえる ウルトラマンコスモスに。そして 隊員たちにも・・・・。」を信じたい。
このテロップには、「ムサシ」の名が無い。
現時点での結果論だが、放映分を「第1部」として区切りをつけ、『コスモス』の世界観を継続する方向での措置を取れなかったのだろうか。
店頭には、『コスモス』の映像ソフトの回収指示があったそうだ。
本放送時のままアップしています。
2016年1月17日日曜日
ウルトラマンコスモス 特別総集編1 コスモス最大の危機
カオスウルトラマン カオスウルトラマンカラミティ登場
主演俳優の過失が、全ての歯車を狂わせてしまった。
配役の時に、所属事務所をも欺いていた彼の行動は、年月の経過と共に消失する事はなかった。
作品の世界観、視聴者のみならず、共演者、製作サイドのスタッフ、スポンサー等、本作に携わる方々に甚大な被害を与えてしまった。
番組冒頭に挿入されたコスモスのセリフ「ムサシが急に、番組に出られなくなった。彼が、いつ、またみんなの前に姿を見せる事が出来るようになるのか、私にも解からない。」が言い訳にしか聞こえず、作品の娯楽性を損なうものだった。
コスモスというより、製作サイドの大弁に過ぎなかった。
作品の世界観を重視して、例えばコスモスと一心同体となったムサシの方が、体力・生命力を急激に消耗し、肉体の限界から分離せざる負えなくなって、コスモスが地球に留まれなくなったとか。
ムサシがカオスウルトラマンに身体を乗っ取られ、『仮面ライダーBlack』、『仮面ライダーBlack RX』でのシャドームーン(秋月信彦)のように、作品内で決着をつけても良かったのでは。
いずれにしても、製作済みの映像を使用(編集)する事が前提だったようで、やむおえないのだろう。
自分の弱さに負けてしまった主人公役の、テロップが抜かれたオープニングの歌詞「自分にだけは負けない♪」が、空しく鳴り響いていた。
でも、先週に続きキー局よりも、同日に30分オンエアーが早い(地域によるが)のはラッキーだ。
ハズミ科学主任のもと、SRC科学分析センターで「カオスキメラ」の合成に携わるドイガキ隊員。
前代未聞の未放映の総集編は、見ていて違和感あり。
カオスヘッダーに対抗出来るという、重要な存在だけに尚更だ。
P87ポイントに集結した、カオスヘッダー。
ジェルミナⅢからの、報告だ。
地球に姿を現した、カオスウルトラマン。
一過性のキャラではなかったようだ。
しかも、モードチェンジしてカラミティの姿に。
エネルギーを消耗していたとはいえ、コスモスを倒してしまう。
光が収束し、姿を消してしまったコスモス。
「ムサシ隊員は瀕死の重傷を負い、トレジャーベースに収容された。」とのナレーションが入るが、ここでムサシがコスモスだという事実が、隊員達に知られたのかどうかは不明だ。
やはり、姿の無いムサシ(編集でカット)をナレーションで補うには、無理が生じてしまう。
カオスウルトラマンカラミティ出現に伴い、再び姿を現すコスモス。
人間体からの変身シーンが無いのは、かなりキツイ。
『水戸黄門』で、印籠が出せないのと同じようなものだ(初期は、印籠を使用していなかった)。
フブキ隊員が、「カオスキメラ」を封入したプロトタイプのカプセルを、ラウンダーショットに装填。
カオスウルトラマンカラミティの動きを封じ込め、コスモスが留めを刺す。
だが、爽快感は無く、脱力感を禁じ得ない。
本放送時のままアップしています。
主演俳優の過失が、全ての歯車を狂わせてしまった。
配役の時に、所属事務所をも欺いていた彼の行動は、年月の経過と共に消失する事はなかった。
作品の世界観、視聴者のみならず、共演者、製作サイドのスタッフ、スポンサー等、本作に携わる方々に甚大な被害を与えてしまった。
番組冒頭に挿入されたコスモスのセリフ「ムサシが急に、番組に出られなくなった。彼が、いつ、またみんなの前に姿を見せる事が出来るようになるのか、私にも解からない。」が言い訳にしか聞こえず、作品の娯楽性を損なうものだった。
コスモスというより、製作サイドの大弁に過ぎなかった。
作品の世界観を重視して、例えばコスモスと一心同体となったムサシの方が、体力・生命力を急激に消耗し、肉体の限界から分離せざる負えなくなって、コスモスが地球に留まれなくなったとか。
ムサシがカオスウルトラマンに身体を乗っ取られ、『仮面ライダーBlack』、『仮面ライダーBlack RX』でのシャドームーン(秋月信彦)のように、作品内で決着をつけても良かったのでは。
いずれにしても、製作済みの映像を使用(編集)する事が前提だったようで、やむおえないのだろう。
自分の弱さに負けてしまった主人公役の、テロップが抜かれたオープニングの歌詞「自分にだけは負けない♪」が、空しく鳴り響いていた。
でも、先週に続きキー局よりも、同日に30分オンエアーが早い(地域によるが)のはラッキーだ。
ハズミ科学主任のもと、SRC科学分析センターで「カオスキメラ」の合成に携わるドイガキ隊員。
前代未聞の未放映の総集編は、見ていて違和感あり。
カオスヘッダーに対抗出来るという、重要な存在だけに尚更だ。
P87ポイントに集結した、カオスヘッダー。
ジェルミナⅢからの、報告だ。
地球に姿を現した、カオスウルトラマン。
一過性のキャラではなかったようだ。
しかも、モードチェンジしてカラミティの姿に。
エネルギーを消耗していたとはいえ、コスモスを倒してしまう。
光が収束し、姿を消してしまったコスモス。
「ムサシ隊員は瀕死の重傷を負い、トレジャーベースに収容された。」とのナレーションが入るが、ここでムサシがコスモスだという事実が、隊員達に知られたのかどうかは不明だ。
やはり、姿の無いムサシ(編集でカット)をナレーションで補うには、無理が生じてしまう。
カオスウルトラマンカラミティ出現に伴い、再び姿を現すコスモス。
人間体からの変身シーンが無いのは、かなりキツイ。
『水戸黄門』で、印籠が出せないのと同じようなものだ(初期は、印籠を使用していなかった)。
フブキ隊員が、「カオスキメラ」を封入したプロトタイプのカプセルを、ラウンダーショットに装填。
カオスウルトラマンカラミティの動きを封じ込め、コスモスが留めを刺す。
だが、爽快感は無く、脱力感を禁じ得ない。
本放送時のままアップしています。
2016年1月16日土曜日
ウルトラマンコスモス 放送中止について
『ウルトラマンコスモス』は出演者が平成12年、未成年時に起こした傷害恐喝容疑事件で警察に逮捕されたため、放送中止を決定しました。あしからずご了承ください。
本来、『コスモス』第49話「宇宙の雪」(関東では、放送済み)が放送される時間帯に、上記のテロップが番組の冒頭に流れ、『ウルトラマンM78劇場』(1999年劇場作品)が放映された。
本来『コスモス』は、基本的に地方局で1週遅れ(地域により異なる)で17時30分開始の放送枠だが、この日は関東地域放送時間の18時より30分早く、同じ内容がオンエアーされるという現象が起きてしまった。
いかに、緊急事態であったのかを物語っている。
スポーツ新聞を見てみると、「ウルトラマンコスモス逮捕」とデカデカと掲載されていた。
地方紙にも、小さく載っていました。
タレントAと書かれていたが、杉浦太陽氏の事である。
新世紀ウルトラマンとして、ウルトラマン誕生35周年、故円谷英二特技監督生誕100年を記念し、劇場とリンクして華々しくスタートした『コスモス』だったが、このような形で幕を閉じるとは、いったい誰が予想していただろうか。
「好事魔多し」だ。
円谷プロ存亡の危機でもある。
6月15日の紙面を見る限りでは、所属事務所も事態を把握していないとの事だ。
未成年の時の出来事とはいえ、たった1人の無責任な行動が、大事を引き起こしてしまった。
あくまでも結果論だが、彼自身がオーディションを受けた事、それ自体が大問題。
彼には、「ウルトラシリーズ」に対する認識が欠如していたのだ。
直接間接を問わず、実に数多くの方々が関わって産み出される映像作品。
特撮の予算はもとより、子供に夢と希望を与える、日本が世界に誇れる「国民的ヒーロー」であるという事を。
テレビの放送は中止されたが、『劇場版ウルトラマンコスモス2』は、17日の緊急会議で決断が下されるらしい。
非常に残念だが、片手落ちにならない為にも、公開中止は避けられないだろう。
しかし、『新世紀ウルトラマン伝説』と『ウルトラセブン EVOLUTION特別編集版』なら、逃げ道になるのではなかろうか。
だが、テレビシリーズ13本の延長が決定し、収録が終わっている第50話~第65話と、今夏の『劇場版ウルトラマンコスモス2』は、決して埋もれてしまわないように、ビデオ・DVDソフトとして発売してもらいたい。
関東のみで放送された第49話を、変な「お宝映像」にしてはならない。
歴史は繰り返すと言うが、『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」、『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」等、放送が中止、制限されてしまうのは 、円谷プロの悪しき宿命なのだろうか。
主人公の私生活に、重大な過失があるのは認めざるおえないが、ひとつの作品として「闇」に葬ってはならない。
また、かつての『仮面ライダー』(主役の藤岡弘が撮影中の事故で代役を起用し、2号ライダーが生まれた!)のように、映像作品内でのエンターティメント性を大切にしてもらいたい。
そうでなければ、『ウルトラマンコスモス』という、1人のヒーローが「陰」を背負ってしまうからだ。
杉浦氏に同情の余地が無いのは事実だが、彼が罪を償い、その後の人生に「無言の圧力」を与えたくないからでもある。
「ウルトラマンジャスティス」の、早急な確立を望む。
方放送時の率直な感想であり、後日「誤認逮捕」であった事が判明しました。
本来、『コスモス』第49話「宇宙の雪」(関東では、放送済み)が放送される時間帯に、上記のテロップが番組の冒頭に流れ、『ウルトラマンM78劇場』(1999年劇場作品)が放映された。
本来『コスモス』は、基本的に地方局で1週遅れ(地域により異なる)で17時30分開始の放送枠だが、この日は関東地域放送時間の18時より30分早く、同じ内容がオンエアーされるという現象が起きてしまった。
いかに、緊急事態であったのかを物語っている。
スポーツ新聞を見てみると、「ウルトラマンコスモス逮捕」とデカデカと掲載されていた。
地方紙にも、小さく載っていました。
タレントAと書かれていたが、杉浦太陽氏の事である。
新世紀ウルトラマンとして、ウルトラマン誕生35周年、故円谷英二特技監督生誕100年を記念し、劇場とリンクして華々しくスタートした『コスモス』だったが、このような形で幕を閉じるとは、いったい誰が予想していただろうか。
「好事魔多し」だ。
円谷プロ存亡の危機でもある。
6月15日の紙面を見る限りでは、所属事務所も事態を把握していないとの事だ。
未成年の時の出来事とはいえ、たった1人の無責任な行動が、大事を引き起こしてしまった。
あくまでも結果論だが、彼自身がオーディションを受けた事、それ自体が大問題。
彼には、「ウルトラシリーズ」に対する認識が欠如していたのだ。
直接間接を問わず、実に数多くの方々が関わって産み出される映像作品。
特撮の予算はもとより、子供に夢と希望を与える、日本が世界に誇れる「国民的ヒーロー」であるという事を。
テレビの放送は中止されたが、『劇場版ウルトラマンコスモス2』は、17日の緊急会議で決断が下されるらしい。
非常に残念だが、片手落ちにならない為にも、公開中止は避けられないだろう。
しかし、『新世紀ウルトラマン伝説』と『ウルトラセブン EVOLUTION特別編集版』なら、逃げ道になるのではなかろうか。
だが、テレビシリーズ13本の延長が決定し、収録が終わっている第50話~第65話と、今夏の『劇場版ウルトラマンコスモス2』は、決して埋もれてしまわないように、ビデオ・DVDソフトとして発売してもらいたい。
関東のみで放送された第49話を、変な「お宝映像」にしてはならない。
歴史は繰り返すと言うが、『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」、『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」等、放送が中止、制限されてしまうのは 、円谷プロの悪しき宿命なのだろうか。
主人公の私生活に、重大な過失があるのは認めざるおえないが、ひとつの作品として「闇」に葬ってはならない。
また、かつての『仮面ライダー』(主役の藤岡弘が撮影中の事故で代役を起用し、2号ライダーが生まれた!)のように、映像作品内でのエンターティメント性を大切にしてもらいたい。
そうでなければ、『ウルトラマンコスモス』という、1人のヒーローが「陰」を背負ってしまうからだ。
杉浦氏に同情の余地が無いのは事実だが、彼が罪を償い、その後の人生に「無言の圧力」を与えたくないからでもある。
「ウルトラマンジャスティス」の、早急な確立を望む。
方放送時の率直な感想であり、後日「誤認逮捕」であった事が判明しました。
2016年1月15日金曜日
ウルトラマンコスモス 本放送時未放映 予定話数第58話 復讐の空
ギラッガス登場
シノブリーダーが囮となり遭遇したのは、チャージャーズを襲っていた羽根の怪獣ギリバネスの別個体・ギラッガス。
青い服の男と赤い服の女に姿を変えたが、女は「TEAM EYES」に捕えられてしまった。
女は「あなたは、共生している仲間に指示されているの?」とムサシ隊員に問い掛ける。
当然、コスモスの事だが、その場に居たシノブには「何か」を気づかれたようにも見受けられた。
だが、カワヤ医師の自分に都合の良い解釈「シノブの恋人とは僕」発言で、なんとか話題の転換に成功。
カワヤ医師は出番こそ少ないものの、イイ仕事をしています。
女を連れ出した男。
仲間を捨てたムレへの憎しみはあっても、地球人を憎んでいる訳ではないので、ムサシは2人に対して地球での共存を呼び掛ける。
「争う力があるなら、解かりあえる力だって、きっとあります。」と。
だが、防衛軍の戦車部隊の出現により、男は巨大化変身。
戦車部隊の前進で、自転車が転倒。
見続けている人には、楽しい演出なのだ。
戦車部隊は破壊されたが、これは自業自得。
身を呈して、巨大化した青い男の身体を守ろうとするコスモスだが、逆に攻撃されてしまう。
それを救うべく、赤い服の女は巨大な羽根に姿を変える。
文字通り身体を盾にしてコスモスを救い、青い服の男が巨大化変身した姿と合体。
羽根の意思により、空高く飛び去って行った。
共生宇宙生命体の姿を目の当たりにしたシノブは、「共に生きれるパートナーがいるっていうのも、いいものね。」と素直な心情を披露。
そして、頬にキスしようとして来たカワヤ医師に振り向きざまに、シノブの方から唇を重ねたのだ。
カワヤ医師の思いが実り、2人の関係にも明快なハッピーエンドが。
ギリバネスとの比較を絡め、最終回へ向け、ひとつづつ決着をつけているようだ。
「コスモス、俺たちは、もう一度やり直してみるよ。」
ギラッガス2人の人間体とムサシの会話は、事実だったのかイメージだったのかは定かではないが、ギラッガス自らの口から発せられた言葉だからこそ、説得力を持っていた。
一方からの「指示」ではなく、「共生」を扱った本話は、コスモスの柱である「人間」と「怪獣」のそれでもある。
シノブリーダーが囮となり遭遇したのは、チャージャーズを襲っていた羽根の怪獣ギリバネスの別個体・ギラッガス。
青い服の男と赤い服の女に姿を変えたが、女は「TEAM EYES」に捕えられてしまった。
女は「あなたは、共生している仲間に指示されているの?」とムサシ隊員に問い掛ける。
当然、コスモスの事だが、その場に居たシノブには「何か」を気づかれたようにも見受けられた。
だが、カワヤ医師の自分に都合の良い解釈「シノブの恋人とは僕」発言で、なんとか話題の転換に成功。
カワヤ医師は出番こそ少ないものの、イイ仕事をしています。
女を連れ出した男。
仲間を捨てたムレへの憎しみはあっても、地球人を憎んでいる訳ではないので、ムサシは2人に対して地球での共存を呼び掛ける。
「争う力があるなら、解かりあえる力だって、きっとあります。」と。
だが、防衛軍の戦車部隊の出現により、男は巨大化変身。
戦車部隊の前進で、自転車が転倒。
見続けている人には、楽しい演出なのだ。
戦車部隊は破壊されたが、これは自業自得。
身を呈して、巨大化した青い男の身体を守ろうとするコスモスだが、逆に攻撃されてしまう。
それを救うべく、赤い服の女は巨大な羽根に姿を変える。
文字通り身体を盾にしてコスモスを救い、青い服の男が巨大化変身した姿と合体。
羽根の意思により、空高く飛び去って行った。
共生宇宙生命体の姿を目の当たりにしたシノブは、「共に生きれるパートナーがいるっていうのも、いいものね。」と素直な心情を披露。
そして、頬にキスしようとして来たカワヤ医師に振り向きざまに、シノブの方から唇を重ねたのだ。
カワヤ医師の思いが実り、2人の関係にも明快なハッピーエンドが。
ギリバネスとの比較を絡め、最終回へ向け、ひとつづつ決着をつけているようだ。
「コスモス、俺たちは、もう一度やり直してみるよ。」
ギラッガス2人の人間体とムサシの会話は、事実だったのかイメージだったのかは定かではないが、ギラッガス自らの口から発せられた言葉だからこそ、説得力を持っていた。
一方からの「指示」ではなく、「共生」を扱った本話は、コスモスの柱である「人間」と「怪獣」のそれでもある。
2016年1月14日木曜日
ウルトラマンコスモス 本放送時未放映 予定話数第56話 かっぱの里(本放送時未放映)
かわのじ登場
空気の流れが緩やかで、村のミニチュアセットもリアル。
水車が回っているだけで、時間の流れも緩やかでした。
とりかわ村の人々に愛されている「カッパのかわのじ」は、観光キャンペーンのキャラクター(縫いぐるみ)にしたいようなデザイン。
タマちゃんと比較すると劣るかもしれないが、異形の存在との共存は、異なる意見を持つ他者とのそれをも意味しているようだ。
県警の村田刑事公認のかわのじは昔から村に存在し、敬造さんや正一さんとも相撲を取り、心の交流をしてきた間柄。
ダム開発のために村を去った人々よりも、家族同様の間柄のかわのじだから、若者の村人に対する暴挙に怒るのは当然の事。
正一さんの靴下に穴が開いているのも、生活感があってリアル。
かわのじを交えての宴会は、見ていてホノボノ。
都会では味わえない醍醐味のようだ。
敬造さんが胸に痛みを感じ、「TEAM EYES」に病院に運ばれるのだが、自分の姿が町の人々の目に触れるのもお構いなしに後を追う。
案の定、警官に姿を見られ銃撃を受けてしまう。
怒ったかわのじは巨大化し、コスモスと相撲を講じるが、ジヤンプ一閃という汚い?手(足)を使ったりもしていた。
コミカルな大一番は、互いを認め合っているからこその肌と肌の触れ合いのようでもあった。
コスモスに軍配が上がると、かわのじは等身大の姿へと。
「TEAM EYES」の5人は、今回の目撃情報を無かった事にしたが、きっとヒウラキャップには話したでしょうね。
「TEAM EYES」は、6人が家族なのですから。
空気の流れが緩やかで、村のミニチュアセットもリアル。
水車が回っているだけで、時間の流れも緩やかでした。
とりかわ村の人々に愛されている「カッパのかわのじ」は、観光キャンペーンのキャラクター(縫いぐるみ)にしたいようなデザイン。
タマちゃんと比較すると劣るかもしれないが、異形の存在との共存は、異なる意見を持つ他者とのそれをも意味しているようだ。
県警の村田刑事公認のかわのじは昔から村に存在し、敬造さんや正一さんとも相撲を取り、心の交流をしてきた間柄。
ダム開発のために村を去った人々よりも、家族同様の間柄のかわのじだから、若者の村人に対する暴挙に怒るのは当然の事。
正一さんの靴下に穴が開いているのも、生活感があってリアル。
かわのじを交えての宴会は、見ていてホノボノ。
都会では味わえない醍醐味のようだ。
敬造さんが胸に痛みを感じ、「TEAM EYES」に病院に運ばれるのだが、自分の姿が町の人々の目に触れるのもお構いなしに後を追う。
案の定、警官に姿を見られ銃撃を受けてしまう。
怒ったかわのじは巨大化し、コスモスと相撲を講じるが、ジヤンプ一閃という汚い?手(足)を使ったりもしていた。
コミカルな大一番は、互いを認め合っているからこその肌と肌の触れ合いのようでもあった。
コスモスに軍配が上がると、かわのじは等身大の姿へと。
「TEAM EYES」の5人は、今回の目撃情報を無かった事にしたが、きっとヒウラキャップには話したでしょうね。
「TEAM EYES」は、6人が家族なのですから。
2016年1月12日火曜日
ウルトラマンコスモス 本放送時未放映 予定話数第52話 変身不能!?(本放送時未放映)
ザゲル登場
ウルトラシリーズ定番の変身道具が盗まれる内容だが、メインストーリーは別にあり。
「怪獣と共存している惑星」から、逆に怪獣保護のテーマを突き付けられたのだ。
宇宙船の事故により、他の惑星からやって来たジュネとザゲルは仲間の迎えを待つ間。
バリヤーに身を包み姿を隠していたが、能力低下の為に姿を現してしまった。
ジュネは「青い巨人」に変身しようとするムサシ隊員から、コスモプラックを盗むというよりは、衝撃波で意識を失わせて強奪。
少女の姿をしているが、見かけによらず荒々しいやり方だ。
ムサシはジュネを差し出し、衝撃の真実を知る。
ジュネの認識によると、コスモスや地球人は「容赦なく異星人や怪獣を攻撃する。」とされているそうだ。
何事もそうかもしれないが、物事の見方によっては、別の捉え方や印象になるのは周知の事実。
怪獣保護の過程が誤解されているのには、私も驚かされた。
誤解を解いたのは、ムサシの謙虚な一挙手一投足だ。
ジュネからコスモプラックを取り戻す際に、ラウンダーショットを止む無く打ち放った。
だが、彼女が倒れると、ラウンダーショットを放り投げてまで駆け付けて身体を介抱した。
その仕草からも、ムサシの真摯な姿勢が見られたからだ。
地球は、「自然を破壊し、怪獣を排除する恐い星」とのジュネの認識も変わっていったのだ。
ドイガキ隊員分析により、弱りつつあるバリヤーエネルギーの分析に成功。
ハイパーDとプラズマβを同時に照射すれば良いそうだが、ザゲルが電線に触れる事により消失し凶暴化。
ここでコスモスが登場し、一件落着。
迎えの円盤がやって来て、ザゲルもジュネも無事帰途に。
この円盤のデザインはシンプルだが、曲線と直線の包み込むようなラインの発光が見事ですね。
ウルトラシリーズ定番の変身道具が盗まれる内容だが、メインストーリーは別にあり。
「怪獣と共存している惑星」から、逆に怪獣保護のテーマを突き付けられたのだ。
宇宙船の事故により、他の惑星からやって来たジュネとザゲルは仲間の迎えを待つ間。
バリヤーに身を包み姿を隠していたが、能力低下の為に姿を現してしまった。
ジュネは「青い巨人」に変身しようとするムサシ隊員から、コスモプラックを盗むというよりは、衝撃波で意識を失わせて強奪。
少女の姿をしているが、見かけによらず荒々しいやり方だ。
ムサシはジュネを差し出し、衝撃の真実を知る。
ジュネの認識によると、コスモスや地球人は「容赦なく異星人や怪獣を攻撃する。」とされているそうだ。
何事もそうかもしれないが、物事の見方によっては、別の捉え方や印象になるのは周知の事実。
怪獣保護の過程が誤解されているのには、私も驚かされた。
誤解を解いたのは、ムサシの謙虚な一挙手一投足だ。
ジュネからコスモプラックを取り戻す際に、ラウンダーショットを止む無く打ち放った。
だが、彼女が倒れると、ラウンダーショットを放り投げてまで駆け付けて身体を介抱した。
その仕草からも、ムサシの真摯な姿勢が見られたからだ。
地球は、「自然を破壊し、怪獣を排除する恐い星」とのジュネの認識も変わっていったのだ。
ドイガキ隊員分析により、弱りつつあるバリヤーエネルギーの分析に成功。
ハイパーDとプラズマβを同時に照射すれば良いそうだが、ザゲルが電線に触れる事により消失し凶暴化。
ここでコスモスが登場し、一件落着。
迎えの円盤がやって来て、ザゲルもジュネも無事帰途に。
この円盤のデザインはシンプルだが、曲線と直線の包み込むようなラインの発光が見事ですね。
2016年1月11日月曜日
ウルトラマンコスモス 本放送時未放映 予定話数第50話 怪獣密輸!?
バデータ登場
一連の騒動で、当時は未放映に終わった「幻の作品」が、遂に日の目(DVDソフト)を見た。
再放送を待たずして、視聴出来るのだ。
「金色のパンダトカゲ」を求めて洞窟を探訪する、密輸グループの山井と岡田。
金色の卵から誕生したそれは、トカゲの化け物、バデータ(VADATE)だった。
ペットショップがブローカーになっていのが、現代が抱える闇のようでリアルだ。
岡田は佐伯刑事らに捕まったが、山井はペットショップの店主とドッキング。
だけど、間抜けな店主の自白により、ムサシ隊員とフブキ隊員に気付かれる。
だが、時既に遅し。
「HKP」と呼ばれる成長抑止剤を注射されており、バデータには逆効果だった。
急激に成長巨大化し、突然変異を起こしてしまった。
薬物の副作用は、他人(獣?)事ではなく、これも現代が抱える問題の一端である。
お金になれば手段を選ばない昨今、人間誰しもが持っている「心の闇」であるからだ。
巨大怪獣となってしまったバデータは、2足歩行で角とトゲと尾を持ち合わせた正統派の怪獣デザイン。
コスモスの腹部を爪で引っかくと「光」が漏れる場面は、「光の巨人」の描写にマッチしている。
コスモスのお陰で「HKP」の毒素を取り除かれたバデータは大人しくなり、一件落着。
空に飛び去るコスモスに、両手でバイバイする姿はオチャメで可愛い。
本来は、このような習性みたいだ。
動物に対する「HKP」の使用が「TEAM EYES」の怪獣保護と同様に思え、迷いを生じていたフブキ隊員も吹っ切れたようで、こちらも一安心。
佐伯刑事と2人の部下のやり取り(バデータに噛まれ、包帯が巻かれた人差し指を、阿吽の呼吸で上げたりする動き等)が、『ブースカ!ブースカ!!』の松戸最円と凸丸凹丸のやり取りのようで微笑ましい。
でも、2人の包帯は、山井に「怪獣密輸」の罪名を告げる場面だった方が自然だったと思います。
一連の騒動で、当時は未放映に終わった「幻の作品」が、遂に日の目(DVDソフト)を見た。
再放送を待たずして、視聴出来るのだ。
「金色のパンダトカゲ」を求めて洞窟を探訪する、密輸グループの山井と岡田。
金色の卵から誕生したそれは、トカゲの化け物、バデータ(VADATE)だった。
ペットショップがブローカーになっていのが、現代が抱える闇のようでリアルだ。
岡田は佐伯刑事らに捕まったが、山井はペットショップの店主とドッキング。
だけど、間抜けな店主の自白により、ムサシ隊員とフブキ隊員に気付かれる。
だが、時既に遅し。
「HKP」と呼ばれる成長抑止剤を注射されており、バデータには逆効果だった。
急激に成長巨大化し、突然変異を起こしてしまった。
薬物の副作用は、他人(獣?)事ではなく、これも現代が抱える問題の一端である。
お金になれば手段を選ばない昨今、人間誰しもが持っている「心の闇」であるからだ。
巨大怪獣となってしまったバデータは、2足歩行で角とトゲと尾を持ち合わせた正統派の怪獣デザイン。
コスモスの腹部を爪で引っかくと「光」が漏れる場面は、「光の巨人」の描写にマッチしている。
コスモスのお陰で「HKP」の毒素を取り除かれたバデータは大人しくなり、一件落着。
空に飛び去るコスモスに、両手でバイバイする姿はオチャメで可愛い。
本来は、このような習性みたいだ。
動物に対する「HKP」の使用が「TEAM EYES」の怪獣保護と同様に思え、迷いを生じていたフブキ隊員も吹っ切れたようで、こちらも一安心。
佐伯刑事と2人の部下のやり取り(バデータに噛まれ、包帯が巻かれた人差し指を、阿吽の呼吸で上げたりする動き等)が、『ブースカ!ブースカ!!』の松戸最円と凸丸凹丸のやり取りのようで微笑ましい。
でも、2人の包帯は、山井に「怪獣密輸」の罪名を告げる場面だった方が自然だったと思います。
2016年1月10日日曜日
ウルトラマンコスモス 第60話 真の勇者
カオスダークネス リドリアス モグルドン ボルギルス登場
激闘を終え、療養中のムサシ隊員。
彼を担当するカワヤ医師にも、コスモスの件は伝わっていたようだ。
「ウルトラマンモス健康体」と言って、オヤジギャグで言葉を濁していたのも、彼なりの思いやりなのだろう。
ムサシとアヤノ隊員の仲も良い感じだが、劇場版『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』を見る限りでは、進展は無いようだ。
トレジャーベースの作戦室では、ヒウラキャップ以下、隊員たちが防護用のベストを着用したままで討議中。
まだ、事件が未解決である事を、無言の内に現しているようだ。
最後まで、カオスヘッダーの「心」を信じようとするムサシも姿を現すが、その最中にカオスダークネスが出現。
議論も儘ならず、キャップは出撃命令を。
前回、独断で軌道変更をしコスモスを救出に向かっただけに、ムサシへの説得力は十分過ぎるほど。
市街地を蹂躙し、破壊を進めるカオスダークネスに、ありったけのカオスキメラを打ち込むが、対処療法には限界が。
その都度、抵抗力を増しているのだ。
カオスダークネスの元へ、リドリアス、ボルギルス、モグルドンが集結し、子守歌のような鳴き声を発する。
その「心」は、確実にカオスダークネスに届いているとムサシは察知。
カオスダークネスの怪獣達に対する攻撃は、敵視というより、自分の弱い心を抑え切れない事への苛立ちのようだ。
人間の心を知ったカオスダークネスに対し、あくまでもムサシは「対話」で「不戦」を呼び掛ける。
ムサシに対する攻撃を遮ったのは、彼と分離していた、エネルギーが残り少ないコスモスだった。
地球でのかつての仮の姿を救いにやって来るウルトラマンは、コスモスならではの新鮮な「世界観」。
ルナからコロナモードへと姿を変え、カオスダークネスと戦うが、留めを刺す前にエネルギーが無くなってしまった。
武力行使による戦いを、制止しようとするムサシ。
その時、「輝石」が太陽光を浴び、ムサシを「光」に変えコスモスと一体化。
しかも、隊員達の前で。
ムサシとコスモス、そしてカオスヘッダーをも守る為に、「TEAM EYES」にとっての「全ての命を守る、俺たちの究極の目的。」の戦いが始まる。
3匹の怪獣達の哀願のような鳴き声、コスモスの力(ルナモードの能力)が、遂におぞましい姿のカオスダークネスを、黄金の天使のような姿へと変える。
「憎しみの心」で覆われていた「精神と肉体の鎧」を振り払ったような容姿は、翼を持った光輝くウルトラマンとでも呼べるような神々しさだ。
地球を後にするカオスヘッダーだが、いったい、どこの誰が造ったのだろうか。
製造者の残党が存在しているとすれば・・・。
今度は、カオスヘッダーが自分が受けた「慈愛」を注ぎ込んでくれるだろう。
「光」はムサシの姿となり、コスモスとの別れの時がおとずれ、「真の勇者」の称号をムサシに与える。
「本当の優しさ」、「強さ」、「勇気」を一方的にではなく、共に学び体得した両者。
ムサシは、これからもコスモスと一緒に怪獣達を守りたいと懇願。
叶わぬ「夢」と知りながらも。コスモスが人差し指をムサシに向けるのは、『劇場版ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』への原点回帰。
隊員達が見守る中で、それぞれが「すべての命を守るため」に、2人の別れが訪れる。
笑顔で見送るムサシ。
渋谷プロデューサーが、放送開始時から目指していた、さわやかな結末だ。
「夢を持たない限り、奇跡は起こらない。」とのヒウラキャップの言葉は、製作サイドのメッセージであり、我々の「座右の銘」として、現実社会で生き抜く事への誓いでもある。
激闘を終え、療養中のムサシ隊員。
彼を担当するカワヤ医師にも、コスモスの件は伝わっていたようだ。
「ウルトラマンモス健康体」と言って、オヤジギャグで言葉を濁していたのも、彼なりの思いやりなのだろう。
ムサシとアヤノ隊員の仲も良い感じだが、劇場版『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』を見る限りでは、進展は無いようだ。
トレジャーベースの作戦室では、ヒウラキャップ以下、隊員たちが防護用のベストを着用したままで討議中。
まだ、事件が未解決である事を、無言の内に現しているようだ。
最後まで、カオスヘッダーの「心」を信じようとするムサシも姿を現すが、その最中にカオスダークネスが出現。
議論も儘ならず、キャップは出撃命令を。
前回、独断で軌道変更をしコスモスを救出に向かっただけに、ムサシへの説得力は十分過ぎるほど。
市街地を蹂躙し、破壊を進めるカオスダークネスに、ありったけのカオスキメラを打ち込むが、対処療法には限界が。
その都度、抵抗力を増しているのだ。
カオスダークネスの元へ、リドリアス、ボルギルス、モグルドンが集結し、子守歌のような鳴き声を発する。
その「心」は、確実にカオスダークネスに届いているとムサシは察知。
カオスダークネスの怪獣達に対する攻撃は、敵視というより、自分の弱い心を抑え切れない事への苛立ちのようだ。
人間の心を知ったカオスダークネスに対し、あくまでもムサシは「対話」で「不戦」を呼び掛ける。
ムサシに対する攻撃を遮ったのは、彼と分離していた、エネルギーが残り少ないコスモスだった。
地球でのかつての仮の姿を救いにやって来るウルトラマンは、コスモスならではの新鮮な「世界観」。
ルナからコロナモードへと姿を変え、カオスダークネスと戦うが、留めを刺す前にエネルギーが無くなってしまった。
武力行使による戦いを、制止しようとするムサシ。
その時、「輝石」が太陽光を浴び、ムサシを「光」に変えコスモスと一体化。
しかも、隊員達の前で。
ムサシとコスモス、そしてカオスヘッダーをも守る為に、「TEAM EYES」にとっての「全ての命を守る、俺たちの究極の目的。」の戦いが始まる。
3匹の怪獣達の哀願のような鳴き声、コスモスの力(ルナモードの能力)が、遂におぞましい姿のカオスダークネスを、黄金の天使のような姿へと変える。
「憎しみの心」で覆われていた「精神と肉体の鎧」を振り払ったような容姿は、翼を持った光輝くウルトラマンとでも呼べるような神々しさだ。
地球を後にするカオスヘッダーだが、いったい、どこの誰が造ったのだろうか。
製造者の残党が存在しているとすれば・・・。
今度は、カオスヘッダーが自分が受けた「慈愛」を注ぎ込んでくれるだろう。
「光」はムサシの姿となり、コスモスとの別れの時がおとずれ、「真の勇者」の称号をムサシに与える。
「本当の優しさ」、「強さ」、「勇気」を一方的にではなく、共に学び体得した両者。
ムサシは、これからもコスモスと一緒に怪獣達を守りたいと懇願。
叶わぬ「夢」と知りながらも。コスモスが人差し指をムサシに向けるのは、『劇場版ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』への原点回帰。
隊員達が見守る中で、それぞれが「すべての命を守るため」に、2人の別れが訪れる。
笑顔で見送るムサシ。
渋谷プロデューサーが、放送開始時から目指していた、さわやかな結末だ。
「夢を持たない限り、奇跡は起こらない。」とのヒウラキャップの言葉は、製作サイドのメッセージであり、我々の「座右の銘」として、現実社会で生き抜く事への誓いでもある。
2016年1月9日土曜日
ウルトラマンコスモス 第59話 月面の決戦
ミーニン カオスウルトラマンカラミティ カオスダークネス登場
カオスヘッダーにより封鎖されてしまったトレジャーベースへ、救出に向かおうとするムサシ隊員を、フブキ隊員が引き留める。
「行くな、ウルトラマンコスモス。」と。
やはり、フブキは知っていたのだが、ムサシがウルトラマンである事を認めるのが怖かったと。
それは、「依頼心」をも内包しているのだろう。
ムサシの優しさを「計算」して油断させ、拳を撃ち込むフブキ。
カオスヘッダーに密閉されたが、酸素が無くなる前にコスモスが登場。
驚いたのは、フブキ。
ムサシは意識を失ったフリをして、フブキがその場を立ち去るのを「計算」していたかのようだ。
決着をつける為、カオスヘッダーを誘い出すが、カオスウルトラマンカラミティへと姿を変えてしまう。
コスモス、いやムサシを救出すべくテックブースターを出撃させたいと懇願するフブキだが、本来の目的(P87ポイントへの攻撃)以外には使用出来ないとヒウラキャップは首を縦には振らない。
そんな時、鏑矢諸島のリドリアス、モグルドン、ボルギルスが姿を消してしまう。
怪獣達がカオス化した際の有事を想定し、P87ポイントへの攻撃が急務になってしまったのだ。
出撃するヒウラに、「コスモスは、ウルトラマンコスモスは・・・。」と縋りつくフブキ。
しかし、「これ以上言うな、フブキ。今は、これしか道がないんだ。」と振りはらう。
フブキと同じ気持ちなのだろう。
ヒウラの、「許してくれ、ムサシ。」との言葉が切ない。
操縦桿を動かしているのは、自分自身の意思だけではないのだ。
作戦室で、「ムサシ」と呟くアヤノ。
幸か不幸か、シノブリーダーとドイガキ隊員は、ムサシがコスモスである事を知らないのだろう。
月面に降り立つ、コスモスとカラミティ。
2人の会話と、吉井ちゃんによる鉱石(記録媒体)の解読により、カエスヘッダーの正体が判明。
混乱した星に秩序をもたらす為に、人工的に造られた生命体で、増殖し力を持ちすぎたのではないかと。
「ひとつの意思の元で秩序を築く。そのために、犠牲が必要な事もある。」が大義名分だが、結果的に、偏った思想の管理主義者が産み出した産物になってしまったようだ。
善意であろうが、秩序を押し付けようとする事には、シノブもフブキも反対だ。
個々の存在をないがしろにした「一心同体」よりも、各人の個性を生かした「異体同心」の方が尊いはず。
カラミティは「我々は、人間の心を知った。憎しみを、怒りの感情を我々は知った。」と言い放ち、コスモスに憎しみをぶつける。
憎しみだけではなく、「愛」も知ったはずだ。
なぜ、偏った感情しか有していないのか。
もう、自分をコントロール出来ないほど暴走しているのか。
月面の爆発をくぐり抜けたコスモスが、ルナからコロナへとモードチェンジ。
更に、ジャンプして着地するとエクリプスへ。
一方、ヒウラは月を目前に、オートコントロールをカットし手動操縦でP87ポイントへと向かう。
体力、エネルギーの消耗が著しいのに、なぜコスモスは月へやって来たのか。
それは、月に埋もれているソアッグ鉱石を利用する為だ。
その光を浴びたカラミティは、それまで苦戦していたコスモスの敵ではなかった。
見事に消滅したのだ。
しかし、ヒウラの軌道変更の代償は大きかった。
P87ポイントの全てのカオスヘッダーが月に集結し、ソアッグ鉱石を消滅させてしまった。
そして、カオスダークネスへと変貌し、エネルギーの消耗したコスモスに衝撃波を浴びせる。
岩を砕きながら吹き飛ばされる、眼前のウルトラマンに対し、もう「コスモス」とは呼ばない。
「ムサシ」と叫ぶ、ヒウラと隊員たち。
大ピンチのコスモスだが、テックブースターに搭載したカオスキメラを放たれ、更にコスモスの攻撃をも受け、カオスダークネスは退散。
衝撃が訪れたのは、その直後。
「ありがとう、ムサシを頼む。」と、コスモスの意思で分離したムサシが、ヒウラの元に返されたのだ。
最終回を待たずして、ウルトラマンの方から分離したのは初めてだ。
逆のケースは、アグル(『ウルトラマンガイア』)があり。
「コスモプラック」は、「輝石」へと形を変えてしまった。
カオスヘッダーにより封鎖されてしまったトレジャーベースへ、救出に向かおうとするムサシ隊員を、フブキ隊員が引き留める。
「行くな、ウルトラマンコスモス。」と。
やはり、フブキは知っていたのだが、ムサシがウルトラマンである事を認めるのが怖かったと。
それは、「依頼心」をも内包しているのだろう。
ムサシの優しさを「計算」して油断させ、拳を撃ち込むフブキ。
カオスヘッダーに密閉されたが、酸素が無くなる前にコスモスが登場。
驚いたのは、フブキ。
ムサシは意識を失ったフリをして、フブキがその場を立ち去るのを「計算」していたかのようだ。
決着をつける為、カオスヘッダーを誘い出すが、カオスウルトラマンカラミティへと姿を変えてしまう。
コスモス、いやムサシを救出すべくテックブースターを出撃させたいと懇願するフブキだが、本来の目的(P87ポイントへの攻撃)以外には使用出来ないとヒウラキャップは首を縦には振らない。
そんな時、鏑矢諸島のリドリアス、モグルドン、ボルギルスが姿を消してしまう。
怪獣達がカオス化した際の有事を想定し、P87ポイントへの攻撃が急務になってしまったのだ。
出撃するヒウラに、「コスモスは、ウルトラマンコスモスは・・・。」と縋りつくフブキ。
しかし、「これ以上言うな、フブキ。今は、これしか道がないんだ。」と振りはらう。
フブキと同じ気持ちなのだろう。
ヒウラの、「許してくれ、ムサシ。」との言葉が切ない。
操縦桿を動かしているのは、自分自身の意思だけではないのだ。
作戦室で、「ムサシ」と呟くアヤノ。
幸か不幸か、シノブリーダーとドイガキ隊員は、ムサシがコスモスである事を知らないのだろう。
月面に降り立つ、コスモスとカラミティ。
2人の会話と、吉井ちゃんによる鉱石(記録媒体)の解読により、カエスヘッダーの正体が判明。
混乱した星に秩序をもたらす為に、人工的に造られた生命体で、増殖し力を持ちすぎたのではないかと。
「ひとつの意思の元で秩序を築く。そのために、犠牲が必要な事もある。」が大義名分だが、結果的に、偏った思想の管理主義者が産み出した産物になってしまったようだ。
善意であろうが、秩序を押し付けようとする事には、シノブもフブキも反対だ。
個々の存在をないがしろにした「一心同体」よりも、各人の個性を生かした「異体同心」の方が尊いはず。
カラミティは「我々は、人間の心を知った。憎しみを、怒りの感情を我々は知った。」と言い放ち、コスモスに憎しみをぶつける。
憎しみだけではなく、「愛」も知ったはずだ。
なぜ、偏った感情しか有していないのか。
もう、自分をコントロール出来ないほど暴走しているのか。
月面の爆発をくぐり抜けたコスモスが、ルナからコロナへとモードチェンジ。
更に、ジャンプして着地するとエクリプスへ。
一方、ヒウラは月を目前に、オートコントロールをカットし手動操縦でP87ポイントへと向かう。
体力、エネルギーの消耗が著しいのに、なぜコスモスは月へやって来たのか。
それは、月に埋もれているソアッグ鉱石を利用する為だ。
その光を浴びたカラミティは、それまで苦戦していたコスモスの敵ではなかった。
見事に消滅したのだ。
しかし、ヒウラの軌道変更の代償は大きかった。
P87ポイントの全てのカオスヘッダーが月に集結し、ソアッグ鉱石を消滅させてしまった。
そして、カオスダークネスへと変貌し、エネルギーの消耗したコスモスに衝撃波を浴びせる。
岩を砕きながら吹き飛ばされる、眼前のウルトラマンに対し、もう「コスモス」とは呼ばない。
「ムサシ」と叫ぶ、ヒウラと隊員たち。
大ピンチのコスモスだが、テックブースターに搭載したカオスキメラを放たれ、更にコスモスの攻撃をも受け、カオスダークネスは退散。
衝撃が訪れたのは、その直後。
「ありがとう、ムサシを頼む。」と、コスモスの意思で分離したムサシが、ヒウラの元に返されたのだ。
最終回を待たずして、ウルトラマンの方から分離したのは初めてだ。
逆のケースは、アグル(『ウルトラマンガイア』)があり。
「コスモプラック」は、「輝石」へと形を変えてしまった。
2016年1月7日木曜日
ウルトラマンコスモス 第57話 地球の悲鳴
ドルバ カオスドルバ カオスウルトラマンカラミティ登場
最終決戦を控え、鏑矢諸島に向かおうとするムサシ隊員に、アヤノ隊員は「ムサシ・・・隊員、あの、あの、その、えっと。」と呼び止める。
ムサシは、それを遮るように「大丈夫、すぐ帰って来るよ。」と優しく微笑みかけ敬礼。
アヤノも笑顔で敬礼するが、表情には一抹の不安が垣間見える。
数日後、「TEAM EYES」はカオスウルトラマンを誘い出し倒すべく、コスモスを囮にして作戦開始。
防衛軍の発案ではなく「TEAM EYES」の提案で、1420メガヘルツのウルトラ信号を発信し、コスモスが現れたと見せかけるのだ。
だがムサシは、進化するカオスヘッダーに対し「カオスキメラ」を使用しての「対処療法」には、根本的な解決策を見いだせずに迷っていた。
誘い出したはずが、地中から姿を現したのはカオス化したドルパ(ガルバスと同じ種族、「TEAM EYES」は認識していた)。
全てを察知していたカオスウルトラマンカラミティは、満を持しての登場。
風貌が変化していたが、その時点での最高の形態を形成する能力が、カオスヘッダーには備わっているのだろう。
攻撃を受け爆風に包まれたムサシは、コスモスの記憶の中にある風景に導かれた。
地球に来る前、ある星をカオスヘッダーの魔の手から守り切れなかった為に、生態系を変えられ死の星になってしまった惑星だ。
「だから、私は救いたいのだ。この地球を、この地球だけは何としても。」とコスモスが語りかける。
同じ痛恨の思いを、二度と繰り返したくないのだ。
地球の悲鳴を耳にし、コスモスに促され「迷い」が吹っ切れたのか、ムサシは変身。
ドルバから、カオスヘッダーを取り除く。
そのドルバが、コスモスを助太刀。
可愛らしい羽根を、必死に羽ばたかせての突撃。
力が弱くても、自分の持てる能力を振り絞っての健気な姿に感動。
「他者を攻撃した者は、結果として自分が攻撃して返され。」、「他者を守った者は、結果として守った者から守られる。」との道理なのだ。
防衛軍とナガレ ジュンヤ(怪獣殲滅兵器開発チーム「ガウス」のリーダー、第33話「怪獣狙撃手」以来の登場)の援護で、辛くも勝利。
防衛軍が開発した「キメラミサイル」が、功を奏したのだ。
「TEAM EYES」からの歩み寄りにより、「カオスキメラのデータとサンプルを防衛軍に送っていた。」事による成果なのだ。
独善では、成果を伴わないからだ。
「キメラミサイル」を撃ち込まれたカオスウルトラマンカラミティの体色が変化し、細胞が変化する姿はCGならではの表現の好例。
ムサシの「心」は晴れてはいない。
「カオスヘッダーを倒す」以外の解決方法を探す思索が続き、迷いが残っていた。
安易な解決策に妥協しないからこその「尊い悩み」は、必ず「根本的な解決」に結び付く事を信じたい。
最終決戦を控え、鏑矢諸島に向かおうとするムサシ隊員に、アヤノ隊員は「ムサシ・・・隊員、あの、あの、その、えっと。」と呼び止める。
ムサシは、それを遮るように「大丈夫、すぐ帰って来るよ。」と優しく微笑みかけ敬礼。
アヤノも笑顔で敬礼するが、表情には一抹の不安が垣間見える。
数日後、「TEAM EYES」はカオスウルトラマンを誘い出し倒すべく、コスモスを囮にして作戦開始。
防衛軍の発案ではなく「TEAM EYES」の提案で、1420メガヘルツのウルトラ信号を発信し、コスモスが現れたと見せかけるのだ。
だがムサシは、進化するカオスヘッダーに対し「カオスキメラ」を使用しての「対処療法」には、根本的な解決策を見いだせずに迷っていた。
誘い出したはずが、地中から姿を現したのはカオス化したドルパ(ガルバスと同じ種族、「TEAM EYES」は認識していた)。
全てを察知していたカオスウルトラマンカラミティは、満を持しての登場。
風貌が変化していたが、その時点での最高の形態を形成する能力が、カオスヘッダーには備わっているのだろう。
攻撃を受け爆風に包まれたムサシは、コスモスの記憶の中にある風景に導かれた。
地球に来る前、ある星をカオスヘッダーの魔の手から守り切れなかった為に、生態系を変えられ死の星になってしまった惑星だ。
「だから、私は救いたいのだ。この地球を、この地球だけは何としても。」とコスモスが語りかける。
同じ痛恨の思いを、二度と繰り返したくないのだ。
地球の悲鳴を耳にし、コスモスに促され「迷い」が吹っ切れたのか、ムサシは変身。
ドルバから、カオスヘッダーを取り除く。
そのドルバが、コスモスを助太刀。
可愛らしい羽根を、必死に羽ばたかせての突撃。
力が弱くても、自分の持てる能力を振り絞っての健気な姿に感動。
「他者を攻撃した者は、結果として自分が攻撃して返され。」、「他者を守った者は、結果として守った者から守られる。」との道理なのだ。
防衛軍とナガレ ジュンヤ(怪獣殲滅兵器開発チーム「ガウス」のリーダー、第33話「怪獣狙撃手」以来の登場)の援護で、辛くも勝利。
防衛軍が開発した「キメラミサイル」が、功を奏したのだ。
「TEAM EYES」からの歩み寄りにより、「カオスキメラのデータとサンプルを防衛軍に送っていた。」事による成果なのだ。
独善では、成果を伴わないからだ。
「キメラミサイル」を撃ち込まれたカオスウルトラマンカラミティの体色が変化し、細胞が変化する姿はCGならではの表現の好例。
ムサシの「心」は晴れてはいない。
「カオスヘッダーを倒す」以外の解決方法を探す思索が続き、迷いが残っていた。
安易な解決策に妥協しないからこその「尊い悩み」は、必ず「根本的な解決」に結び付く事を信じたい。
2016年1月6日水曜日
ウルトラマンコスモス 第56話 禁断の兵器
ヘルズキング改 登場
防衛軍がヘルズキングを改修し、対カオスヘッダー殲滅兵器として復元。
第38話「オヤジ星人」で爆発飛散していので、ちょっと驚き。
逆に言えば、防衛軍の科学力恐るべし。
防衛軍の西条武官は、鏑矢諸島の怪獣たちを極秘に改造して戦力にしたかったのかもしれない。
だが、イケヤマ管理官の目が黒い間は、手が出せないのだろう。
月面で採取したソアッグ鉱石がカオスヘッダーに対して有効であり、それを利用しヘルズキング改は物質を原子レベルに分解し消滅させるソアッグビームを装備。
コスモスが絶対的な戦力としての期待が出来ないので、佐原司令官の苦渋の選択なのかもしれないが、ムサシは感情を抑えきれず直訴。
佐原司令官は「彼(コスモス)の負担を少しでも軽くする事が出来るのなら、私は喜んで悪魔と手を組もう。」と。
地球を守るための方法論の違い、と言えばそれまで。
しかし、ムサシは「汚した手で、汚した手で自分の首を絞める事にはなりませんか。」と食い下がる。
ソアッグ反応炉が制御出来ず、暴走するヘルズキング改。
ハズミ科学主任は、「仲間が心配なんだろう。」とドイガキ隊員を戦地へ送り出そうとする。
人類の希望かもしれないヘルズキング改に対し、変身を躊躇うムサシに「自分を信じるんだ。」、「その勇気が私たちの力だ。」と「心」の有無を問い掛けるコスモス。
どんな巨大な戦力でも、それを扱う者の「心」が問われているのだ。
変身するムサシだが、コスモスはソアッグビームを浴びてしまう。
コスモスの代替兵器が、コスモス自身に使われたのだ。
防衛軍の命令を翻した、ヒウラキャップの指示による「TEAM EYES」の同時攻撃により、ソアッグ反応炉の傷を狙い撃破。
一筋の光明は、ソアッグ鉱石の「光の波長」がカオスキメラの自己増殖機能を促す事に気が付いた事。
信じる「心」が導いた結果なのだろう。
防衛軍がヘルズキングを改修し、対カオスヘッダー殲滅兵器として復元。
第38話「オヤジ星人」で爆発飛散していので、ちょっと驚き。
逆に言えば、防衛軍の科学力恐るべし。
防衛軍の西条武官は、鏑矢諸島の怪獣たちを極秘に改造して戦力にしたかったのかもしれない。
だが、イケヤマ管理官の目が黒い間は、手が出せないのだろう。
月面で採取したソアッグ鉱石がカオスヘッダーに対して有効であり、それを利用しヘルズキング改は物質を原子レベルに分解し消滅させるソアッグビームを装備。
コスモスが絶対的な戦力としての期待が出来ないので、佐原司令官の苦渋の選択なのかもしれないが、ムサシは感情を抑えきれず直訴。
佐原司令官は「彼(コスモス)の負担を少しでも軽くする事が出来るのなら、私は喜んで悪魔と手を組もう。」と。
地球を守るための方法論の違い、と言えばそれまで。
しかし、ムサシは「汚した手で、汚した手で自分の首を絞める事にはなりませんか。」と食い下がる。
ソアッグ反応炉が制御出来ず、暴走するヘルズキング改。
ハズミ科学主任は、「仲間が心配なんだろう。」とドイガキ隊員を戦地へ送り出そうとする。
人類の希望かもしれないヘルズキング改に対し、変身を躊躇うムサシに「自分を信じるんだ。」、「その勇気が私たちの力だ。」と「心」の有無を問い掛けるコスモス。
どんな巨大な戦力でも、それを扱う者の「心」が問われているのだ。
変身するムサシだが、コスモスはソアッグビームを浴びてしまう。
コスモスの代替兵器が、コスモス自身に使われたのだ。
防衛軍の命令を翻した、ヒウラキャップの指示による「TEAM EYES」の同時攻撃により、ソアッグ反応炉の傷を狙い撃破。
一筋の光明は、ソアッグ鉱石の「光の波長」がカオスキメラの自己増殖機能を促す事に気が付いた事。
信じる「心」が導いた結果なのだろう。
2016年1月5日火曜日
ウルトラマンコスモス 第55話 カオス大戦
カオスウルトラマンカラミティ登場
ひざまづき、地に伏すコスモス。
ムサシは、トレジャーベースへと運び込まれる。
カワヤ医師の診断を受け「長い間ずっと休まず、極限まで体力を使い果たした人間と同じもの。」、「死にかけている。」と。
2人が、夢の中で会話を。(一連の騒動の際に、視聴者へのお詫びに使用されていたのは、この映像のようだ。)
「私には、もう時間がない。」とコスモス。
ムサシとの同化による激闘の連続がもたらした、「ひずみ」のようだ。
「だが、ムサシ、私は逃げ出したりはしない。この身が、宇宙の星屑になろうとも、最後まで戦う。それが、私の使命でもあるのだ。」とのコスモスの言葉に対し、ベッドに横たわったまま、うわ言でムサシは応える。
「ウルトラマンコスモス、僕が戦います。もう、あなたの力を借りずに。」と。
その場に居合わせたのが、ヒウラキャップとアヤノ隊員。
彼のうわ言を「決意」と解釈したのか、それともムサシ=コスモスと確信したのだろうか。
2人の表情からは伺い知る事が出来ないが、「正体バレ」の確率は高そうだ。
再び出現したウルトラマンカラミティは、「バイオケミカルセンター」を目指す。
負傷を押して、テックサンダー1号で出撃するヒウラだが、あえなく撃沈。
ムサシは意識を取り戻し、仲間の危機を知り出撃しようとするが、「待って、そんな身体で戦ったら、どうなってしまうか分からないわ。だから。」とアヤノが引き留める。
ムサシは「コスモスは、僕たち地球人の為に、いや、この地球に生きる全ての生き物のために戦ってくれたんだ。ここで、僕たちが引く訳にはいかない。」と。
アヤノは「あたしは、あたしは、あなたの事が・・・。」
アヤノは、この後に、当然「好きだから。」と言いたかったのだろう。
だが、ムサシ=コスモスと知っていればこそ、個人の感情を抑えたのではなかろうか。
それを承知の上で「ありがとう、大丈夫。やられたりなんかはしない。絶対に勝つ。」とムサシは出撃。
この時、2人の会話に若干エコーがかかっていたが、ムサシだけにエコーの方が良かったのでは。
その方が、ムサシとコスモス両者共通の意思と捉える事が出来るからだ。
あるいは、ムサシオンリーの意思表示だったのだろうか・・・。
カラミティに挑むコスモスを、見守るしかないアヤノ。
無言だが、その口元が「ムサシ」と。
やはり、知っていたようだ。
カオスキメラを封入したプロトタイプの特殊カートリッジが完成し、フブキ隊員が撃つ放ち、見事に勝利を呼び込む。
「ムサシ、戦いは、まだ始まったばかりだ。」とコスモス。
「コスモス、僕はあなたと共に、そして仲間と共に戦い続けます。」とムサシが応じていたが、コスモスは「地球上で戦うための、パワーの限界が近付いている。」と述べていたのだから、矛盾しているのでは。
「点」の盛り上がりは良いのだが、「線」として繋がらないのは・・・。
2人の決意が、全てを乗り越えたという事なのかな。
ひざまづき、地に伏すコスモス。
ムサシは、トレジャーベースへと運び込まれる。
カワヤ医師の診断を受け「長い間ずっと休まず、極限まで体力を使い果たした人間と同じもの。」、「死にかけている。」と。
2人が、夢の中で会話を。(一連の騒動の際に、視聴者へのお詫びに使用されていたのは、この映像のようだ。)
「私には、もう時間がない。」とコスモス。
ムサシとの同化による激闘の連続がもたらした、「ひずみ」のようだ。
「だが、ムサシ、私は逃げ出したりはしない。この身が、宇宙の星屑になろうとも、最後まで戦う。それが、私の使命でもあるのだ。」とのコスモスの言葉に対し、ベッドに横たわったまま、うわ言でムサシは応える。
「ウルトラマンコスモス、僕が戦います。もう、あなたの力を借りずに。」と。
その場に居合わせたのが、ヒウラキャップとアヤノ隊員。
彼のうわ言を「決意」と解釈したのか、それともムサシ=コスモスと確信したのだろうか。
2人の表情からは伺い知る事が出来ないが、「正体バレ」の確率は高そうだ。
再び出現したウルトラマンカラミティは、「バイオケミカルセンター」を目指す。
負傷を押して、テックサンダー1号で出撃するヒウラだが、あえなく撃沈。
ムサシは意識を取り戻し、仲間の危機を知り出撃しようとするが、「待って、そんな身体で戦ったら、どうなってしまうか分からないわ。だから。」とアヤノが引き留める。
ムサシは「コスモスは、僕たち地球人の為に、いや、この地球に生きる全ての生き物のために戦ってくれたんだ。ここで、僕たちが引く訳にはいかない。」と。
アヤノは「あたしは、あたしは、あなたの事が・・・。」
アヤノは、この後に、当然「好きだから。」と言いたかったのだろう。
だが、ムサシ=コスモスと知っていればこそ、個人の感情を抑えたのではなかろうか。
それを承知の上で「ありがとう、大丈夫。やられたりなんかはしない。絶対に勝つ。」とムサシは出撃。
この時、2人の会話に若干エコーがかかっていたが、ムサシだけにエコーの方が良かったのでは。
その方が、ムサシとコスモス両者共通の意思と捉える事が出来るからだ。
あるいは、ムサシオンリーの意思表示だったのだろうか・・・。
カラミティに挑むコスモスを、見守るしかないアヤノ。
無言だが、その口元が「ムサシ」と。
やはり、知っていたようだ。
カオスキメラを封入したプロトタイプの特殊カートリッジが完成し、フブキ隊員が撃つ放ち、見事に勝利を呼び込む。
「ムサシ、戦いは、まだ始まったばかりだ。」とコスモス。
「コスモス、僕はあなたと共に、そして仲間と共に戦い続けます。」とムサシが応じていたが、コスモスは「地球上で戦うための、パワーの限界が近付いている。」と述べていたのだから、矛盾しているのでは。
「点」の盛り上がりは良いのだが、「線」として繋がらないのは・・・。
2人の決意が、全てを乗り越えたという事なのかな。
2016年1月4日月曜日
ウルトラマンコスモス 第54話 最大の侵略
「元気な子供達」(春風コンビ)に、アヤノ隊員が「お昼」の差し入れ。
ポテトの差を、一品だけつけられたフブキ隊員はチョットだけお怒り。
ムサシ隊員とアヤノのラブラブを暗示しているようだ。
ドイガキ隊員は「科学分析センター」で、ハズミ科学主任とカオスキメラの合成に勤しんでいる。
トレジャーベースの格納庫で、テックサンダーが複数待機していたが、立体感に欠けたCGの映像は残念。
「特撮」というより、アニメの感覚を禁じ得ない。
ジェルミナ(GERMINA)Ⅲは、宇宙座標P87ポイントでカオスヘッダーの反応を観測。
カオスウルトラマンが、久々に姿を現す。
ヒウラキャップ、シノブリーダー、フブキ隊員、アヤノ隊員全員が気を失ってからコスモスへと変身したムサシ。
久々に、緊迫感を伴っていました。
陰に隠れての変身より、変身の必然性を感じ取れたりもします。
「TEAM EYES」の面々の全身の「汚し」は、その後の撮影に影響がありそうで、アヤノの頬の傷も跡が残りそう。
コスモスはエクリプスモードでカオスウルトラマンを撃破するが、同時にカオスヘッダーの光が照射され、モードチェンジしたカオスウルトラマンカラミティが姿を現す。
コスモスが光線を放ちネルギーを使い果たし、間隔を開けず片膝を着き、カラータイマーが大音量で鳴り響いた後にカラミティが出現した方が演出的にはベターな気が。
ナレーションで「エネルギーは、残り少ない。」と言っていたが、画面と融合していないように見受けられたからだ。
最終回直前のようだが、もう少し話数は残っています。
応急処置的に放送された「特別総集編」で、1度は目にしてしまっている内容なので、「新鮮味」が薄れてしまっているのは残念。
でも、前代未聞の「放送再開」が実現しているのですから、贅沢は言えませんね。
ポテトの差を、一品だけつけられたフブキ隊員はチョットだけお怒り。
ムサシ隊員とアヤノのラブラブを暗示しているようだ。
ドイガキ隊員は「科学分析センター」で、ハズミ科学主任とカオスキメラの合成に勤しんでいる。
トレジャーベースの格納庫で、テックサンダーが複数待機していたが、立体感に欠けたCGの映像は残念。
「特撮」というより、アニメの感覚を禁じ得ない。
ジェルミナ(GERMINA)Ⅲは、宇宙座標P87ポイントでカオスヘッダーの反応を観測。
カオスウルトラマンが、久々に姿を現す。
ヒウラキャップ、シノブリーダー、フブキ隊員、アヤノ隊員全員が気を失ってからコスモスへと変身したムサシ。
久々に、緊迫感を伴っていました。
陰に隠れての変身より、変身の必然性を感じ取れたりもします。
「TEAM EYES」の面々の全身の「汚し」は、その後の撮影に影響がありそうで、アヤノの頬の傷も跡が残りそう。
コスモスはエクリプスモードでカオスウルトラマンを撃破するが、同時にカオスヘッダーの光が照射され、モードチェンジしたカオスウルトラマンカラミティが姿を現す。
コスモスが光線を放ちネルギーを使い果たし、間隔を開けず片膝を着き、カラータイマーが大音量で鳴り響いた後にカラミティが出現した方が演出的にはベターな気が。
ナレーションで「エネルギーは、残り少ない。」と言っていたが、画面と融合していないように見受けられたからだ。
最終回直前のようだが、もう少し話数は残っています。
応急処置的に放送された「特別総集編」で、1度は目にしてしまっている内容なので、「新鮮味」が薄れてしまっているのは残念。
でも、前代未聞の「放送再開」が実現しているのですから、贅沢は言えませんね。
2016年1月3日日曜日
ウルトラマンコスモス 第53話 雪の扉
グラルファン登場
太田愛さんの脚本は、心が「柔らかく」なります。
冒頭から、グラルファンの世界へと吸い込まれてしまった。
天本英世さん演じるトマノ(戸間乃)老人も、時間の流れを緩やかにしてくれ、殺伐とした昨今のオアシスのような存在だった。
グラルファンに音楽を聞かせようとしていたトマノ老人と、陸上の世界での「夏」が終わった(100分の2秒の差)中学生の暁くんの出会いもホノボノとしたものであり、年は離れていても、お互いが尊敬しあえる旧知の親友のようだ。
グラルファンとは伝説の生き物。
人の心の古い大切な思い出を目の前に、そのまま蘇らせてくれ。
その思い出の風景の中に入ると、グラルファンと一緒に「扉」の向こう、思い出の世界に行けるそうだ。
3日後に、真夏だというのにキサラギ町は冬になり、雪が降り出した。
トマノ老人のカードに描かれた扉は、開いていた。
グラルファンに、扉の向こうの世界に連れて行ってもらおうとするトマノ老人。
「どうして、そんなに思い出の世界へ行きたいの。」と素朴な疑問を投げかける暁くん。
一歩間違えれば、現実逃避になってしまうからだろう。
トマノ老人の視線の先には、40年前の古い白黒写真が飾られていた。
トマノ老人と妻と息子の3人が映っていた。
しかも、5年前に妻を亡くしていた。
彼の過去はヴァイオリニストであり、グラルファンに聞かせていた曲が、唯一録音されレコードとして残っていたのだ。
グラルファンがこちらの世界に居る、ほんのチョットの間だけ時間が止まる。
現実の時間と思い出の時間と、2つの時間は一緒に流れる事は出来ないからだ。
遂に、グラルファンが姿を現す。
トマノ老人の過去が眼前に広がるが、彼は「あの時間を、もう一度生きる事は出来ない。」と躊躇。
「どんな一瞬も、一度きりです。」と自分に言い聞かせる。
暁くんも「だから忘れない。」、「本気になれる。」と共感したようだ。
ここで、グラルファンが大人しく戻っていれば、ウルトラマンの登場しない「ファンタジー」調の作品に過ぎなかった。
しかし、「TEAM EYES」では、ムサシ隊員が探し出した1冊の本「傳説 怪獣大事典 第十二巻」がグラルファンの存在を解明していたようだ(その本を手にしたアヤノ隊員が、暁くんに提示する場面があったが、この直後の「ムサシとアヤノが声を上げ、光から目を隠すカット。」は、前後の繋がりから見る限り、編集ミス?)。
文字通り、「優しく」コスモスに変身するムサシ。
グラルファンを戻すのに、「力」を貸しただけだった。
扉のカードは、暁くんの手に。
扉を開けたため、トマノ老人は、この世界から姿を消してしまった。
失ったものを後悔するより、それだけ大事なものを持っていた事に主眼をおけるように、とのメッセージを実感した暁くん。
「昔の良き思い出に捕らわれ、後ろを向いたままの人生だけでは、決して新しい良き思い出を生みだす事は出来ない。」との心の重要性、前向きに生きる事の大切さが、余計に感じられた内容だった。
「ウルトラの世界」の無限の奥行きを、改めて思い知らされた。
『ウルトラマンガイア』第29話「遠い町・ウクバール」に肩をならべる「名作」ですね。
太田愛さんの脚本は、心が「柔らかく」なります。
冒頭から、グラルファンの世界へと吸い込まれてしまった。
天本英世さん演じるトマノ(戸間乃)老人も、時間の流れを緩やかにしてくれ、殺伐とした昨今のオアシスのような存在だった。
グラルファンに音楽を聞かせようとしていたトマノ老人と、陸上の世界での「夏」が終わった(100分の2秒の差)中学生の暁くんの出会いもホノボノとしたものであり、年は離れていても、お互いが尊敬しあえる旧知の親友のようだ。
グラルファンとは伝説の生き物。
人の心の古い大切な思い出を目の前に、そのまま蘇らせてくれ。
その思い出の風景の中に入ると、グラルファンと一緒に「扉」の向こう、思い出の世界に行けるそうだ。
3日後に、真夏だというのにキサラギ町は冬になり、雪が降り出した。
トマノ老人のカードに描かれた扉は、開いていた。
グラルファンに、扉の向こうの世界に連れて行ってもらおうとするトマノ老人。
「どうして、そんなに思い出の世界へ行きたいの。」と素朴な疑問を投げかける暁くん。
一歩間違えれば、現実逃避になってしまうからだろう。
トマノ老人の視線の先には、40年前の古い白黒写真が飾られていた。
トマノ老人と妻と息子の3人が映っていた。
しかも、5年前に妻を亡くしていた。
彼の過去はヴァイオリニストであり、グラルファンに聞かせていた曲が、唯一録音されレコードとして残っていたのだ。
グラルファンがこちらの世界に居る、ほんのチョットの間だけ時間が止まる。
現実の時間と思い出の時間と、2つの時間は一緒に流れる事は出来ないからだ。
遂に、グラルファンが姿を現す。
トマノ老人の過去が眼前に広がるが、彼は「あの時間を、もう一度生きる事は出来ない。」と躊躇。
「どんな一瞬も、一度きりです。」と自分に言い聞かせる。
暁くんも「だから忘れない。」、「本気になれる。」と共感したようだ。
ここで、グラルファンが大人しく戻っていれば、ウルトラマンの登場しない「ファンタジー」調の作品に過ぎなかった。
しかし、「TEAM EYES」では、ムサシ隊員が探し出した1冊の本「傳説 怪獣大事典 第十二巻」がグラルファンの存在を解明していたようだ(その本を手にしたアヤノ隊員が、暁くんに提示する場面があったが、この直後の「ムサシとアヤノが声を上げ、光から目を隠すカット。」は、前後の繋がりから見る限り、編集ミス?)。
文字通り、「優しく」コスモスに変身するムサシ。
グラルファンを戻すのに、「力」を貸しただけだった。
扉のカードは、暁くんの手に。
扉を開けたため、トマノ老人は、この世界から姿を消してしまった。
失ったものを後悔するより、それだけ大事なものを持っていた事に主眼をおけるように、とのメッセージを実感した暁くん。
「昔の良き思い出に捕らわれ、後ろを向いたままの人生だけでは、決して新しい良き思い出を生みだす事は出来ない。」との心の重要性、前向きに生きる事の大切さが、余計に感じられた内容だった。
「ウルトラの世界」の無限の奥行きを、改めて思い知らされた。
『ウルトラマンガイア』第29話「遠い町・ウクバール」に肩をならべる「名作」ですね。
2016年1月2日土曜日
ウルトラマンコスモス 第52話 最終テスト
ガモランⅡ ミーニン 鏑矢諸島の怪獣たち登場
オープニングのテロップに、サワグチ女史の(原 久美子)名前が無かったが単純ミスなのかな。
鏑矢諸島に向かった、ムサシ隊員。
イケヤマ管理官の「互いに息を潜めて生きていく事が、お前の言う、理想的共生って事になるのかな。」が妙に心に引っ掛かる。
ある意味、人間社会の「暗黙のルール」のようにも感じられたからだ。
ムサシとミーニンをさらった謎の少女は、ガモランを使って「人類に課せられたテストの問題」を実行しようとしていた。
地球侵略のために、バイオ兵器として送り込まれていたミーニンに対する認識のズレが露呈されていた。
少女は、地球人の不思議な反応(攻撃から、保護への転換)が、コスモスの滞在に起因していると気付いていた。
コスモスが居なければ、地球人は「文明人」たるか否かの「最終テスト」が開始された。
ミーニンは、巨大化しガモランⅡへと変貌。
街で逃げ回る人々が、2カット丁寧に挿入されていた。
おざなりにされがちだが、人々の緊迫感を現す効果的な映像だ。
フブキ隊員に浸透していた、ムサシの、いやコスモスの精神。
「攻撃ではなく、保護するために何か他の方法があるのでは?」との「人と怪獣との共生への、彼なりの答え」を提示しようとしていた。
残されていたミーニンの協力を仰ぎ、ガモランⅡの動きを静めようというのだ。
「SRC」の風船を使って着地していたが、赤色の風船(『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」)の方が良かったのでは。
だが、ミーニンが転んでしまい、ガモランⅡの視界から消え作戦は失敗。
「TEAM EYES」はレーザーワイヤーで、ガモランⅡの両脚を固定して吊り上げようとしていたが、重心を考えればチョット無理がありそうなのだが・・・。
ガモランⅡは、額のバイオコントローラーから発する光線が無ければ、武器らしい武器を持っていないので被害者でもあるようだ。
コスモスは何と、額のそれをバッテンマークで封印。
ミーニン、ガモランⅡには、やはり額のバッテンマークが定番なのだ。
そして、バイオコントローラーのみを破壊して縮小化。
額には、バッテンマークの絆創膏が。
「地球人の文明は、宇宙の中でも極めて高度で知的なもの。」として認識され、謎の少女は去って行った。
ヒウラキャップを待つ、サワグチ女史。
約束の1時間以上前に待ち合わせ場所に来ていたが、今回の騒動でヒウラは完全に約束を忘れていたようで大遅刻。
彼女は本気だったが、彼の行動は相変わらずだ。
サワグチ女史は、量子移送装置の共同研究のため、ジェルミナⅢへ赴任。
ヒウラの心を試す最終「抜き打ちテスト」だったのだ。
でも、数年後に彼女が帰還したら「追試」が決定しており一安心。
今回のテーマは、「人類と怪獣の共生の道を探る」(ムサシ=合格)、「女心」(ヒウラ=追試が決定)、「地球の文明が危険かどうか」(地球人=合格)と、テスト三重奏でした。
エンディングの映像には今回は放送が見送られた、「怪獣密輸!?」に登場のバテーダが映し出されていました。
オープニングのテロップに、サワグチ女史の(原 久美子)名前が無かったが単純ミスなのかな。
鏑矢諸島に向かった、ムサシ隊員。
イケヤマ管理官の「互いに息を潜めて生きていく事が、お前の言う、理想的共生って事になるのかな。」が妙に心に引っ掛かる。
ある意味、人間社会の「暗黙のルール」のようにも感じられたからだ。
ムサシとミーニンをさらった謎の少女は、ガモランを使って「人類に課せられたテストの問題」を実行しようとしていた。
地球侵略のために、バイオ兵器として送り込まれていたミーニンに対する認識のズレが露呈されていた。
少女は、地球人の不思議な反応(攻撃から、保護への転換)が、コスモスの滞在に起因していると気付いていた。
コスモスが居なければ、地球人は「文明人」たるか否かの「最終テスト」が開始された。
ミーニンは、巨大化しガモランⅡへと変貌。
街で逃げ回る人々が、2カット丁寧に挿入されていた。
おざなりにされがちだが、人々の緊迫感を現す効果的な映像だ。
フブキ隊員に浸透していた、ムサシの、いやコスモスの精神。
「攻撃ではなく、保護するために何か他の方法があるのでは?」との「人と怪獣との共生への、彼なりの答え」を提示しようとしていた。
残されていたミーニンの協力を仰ぎ、ガモランⅡの動きを静めようというのだ。
「SRC」の風船を使って着地していたが、赤色の風船(『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」)の方が良かったのでは。
だが、ミーニンが転んでしまい、ガモランⅡの視界から消え作戦は失敗。
「TEAM EYES」はレーザーワイヤーで、ガモランⅡの両脚を固定して吊り上げようとしていたが、重心を考えればチョット無理がありそうなのだが・・・。
ガモランⅡは、額のバイオコントローラーから発する光線が無ければ、武器らしい武器を持っていないので被害者でもあるようだ。
コスモスは何と、額のそれをバッテンマークで封印。
ミーニン、ガモランⅡには、やはり額のバッテンマークが定番なのだ。
そして、バイオコントローラーのみを破壊して縮小化。
額には、バッテンマークの絆創膏が。
「地球人の文明は、宇宙の中でも極めて高度で知的なもの。」として認識され、謎の少女は去って行った。
ヒウラキャップを待つ、サワグチ女史。
約束の1時間以上前に待ち合わせ場所に来ていたが、今回の騒動でヒウラは完全に約束を忘れていたようで大遅刻。
彼女は本気だったが、彼の行動は相変わらずだ。
サワグチ女史は、量子移送装置の共同研究のため、ジェルミナⅢへ赴任。
ヒウラの心を試す最終「抜き打ちテスト」だったのだ。
でも、数年後に彼女が帰還したら「追試」が決定しており一安心。
今回のテーマは、「人類と怪獣の共生の道を探る」(ムサシ=合格)、「女心」(ヒウラ=追試が決定)、「地球の文明が危険かどうか」(地球人=合格)と、テスト三重奏でした。
エンディングの映像には今回は放送が見送られた、「怪獣密輸!?」に登場のバテーダが映し出されていました。
2016年1月1日金曜日
ウルトラマンコスモス 第51話 未来怪獣
アラドス ノワール星人 ラグストーン(メカレーター)登場
5000年後の未来からやって来た、地底怪獣。
等身大のそれは、人間との絡みが妙にリアル。
「アラドスと命名された。」とのナレーションがあったが、出現時「MONSTER DATA」画面には、既に「ARADOS」と表示されていたのだが・・・。
ドイガキ隊員のセリフ「小型ですね。形態も変わってる。」とは、単に他の怪獣との差異を表現したものなのか。
それとも以前出現した事が既成事実としてあり、同個体との違いを表現したものなのだろうか。
衰弱したアラドスの栄養食を、コックになりきって料理するヒウラキャップの姿は、ちょっとオチャメ。
オチャメじゃないのは、ノワール星人。
第43話とは別個体だが、しつこい侵略者のようだ。
アラドスの特殊能力(時間を操れる)に目を付け、地球人と取り引きしようというのだ。
防衛軍も反対したが、死後に解剖して利用しようとするのだから、やろうとしている事はノワール星人と同じ。
今回は、ラグストーンをメカレーター化したノワール星人。
コスモスの危機を救ったのは、アラドスだった。
最後の力を振り絞り、ラグストーンを時空の彼方へ飛ばしたのだ。
自らの命と引き換えにだ。
コスモスの怒りが、ノワール星人の宇宙船を吹き飛ばす。
その時、奇跡が起きた。
未来からアラドスの仲間(3匹)がやって来て、屍を蘇らせたのだ。
きっと5000年後には、「TEAM EYES」が保護した怪獣達が幸せに暮らしているに違いない。
今回は、それを、今の「TEAM EYES」の姿勢が間違っていなかった事を証明してくれた出来事だったようだ。
PS
「怪獣密輸!?」、「変身不能!?」 、「人間転送機」は、本放送ではお蔵入りのようです。
5000年後の未来からやって来た、地底怪獣。
等身大のそれは、人間との絡みが妙にリアル。
「アラドスと命名された。」とのナレーションがあったが、出現時「MONSTER DATA」画面には、既に「ARADOS」と表示されていたのだが・・・。
ドイガキ隊員のセリフ「小型ですね。形態も変わってる。」とは、単に他の怪獣との差異を表現したものなのか。
それとも以前出現した事が既成事実としてあり、同個体との違いを表現したものなのだろうか。
衰弱したアラドスの栄養食を、コックになりきって料理するヒウラキャップの姿は、ちょっとオチャメ。
オチャメじゃないのは、ノワール星人。
第43話とは別個体だが、しつこい侵略者のようだ。
アラドスの特殊能力(時間を操れる)に目を付け、地球人と取り引きしようというのだ。
防衛軍も反対したが、死後に解剖して利用しようとするのだから、やろうとしている事はノワール星人と同じ。
今回は、ラグストーンをメカレーター化したノワール星人。
コスモスの危機を救ったのは、アラドスだった。
最後の力を振り絞り、ラグストーンを時空の彼方へ飛ばしたのだ。
自らの命と引き換えにだ。
コスモスの怒りが、ノワール星人の宇宙船を吹き飛ばす。
その時、奇跡が起きた。
未来からアラドスの仲間(3匹)がやって来て、屍を蘇らせたのだ。
きっと5000年後には、「TEAM EYES」が保護した怪獣達が幸せに暮らしているに違いない。
今回は、それを、今の「TEAM EYES」の姿勢が間違っていなかった事を証明してくれた出来事だったようだ。
PS
「怪獣密輸!?」、「変身不能!?」 、「人間転送機」は、本放送ではお蔵入りのようです。
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