本作より、かつての人気怪獣がリニューアルされたデザインで登場する「VSシリーズ」が始まる。
新作発表の時、これまではキングギドラがゴジラ単体と戦った事が無かったので、ちょっと寂しい感じもしたが、メカキングギドラという超大物の隠し玉があり驚かされました。
しかも、女性が操縦して悪のゴジラに立ち向かうという、かつての構図とは真逆の展開なのだ。
伊福部サウンドの新録が全編に渡り使われており、非の打ち所が無い作品に。
冒頭は、「2204A.D. オホーツク海沖」から始まるのだが、ゴジラ映画では珍しい、本編のハイライトなのだ。
いきなり、キングキドラの死体が海底に横たわっているのは衝撃。
ここで、『ゴジラVSキングギドラ』のタイトルが表示され、「1992A.D.東京」から物語が開始。
ちなみに劇場公開は1991年12月14日です。
夜の町に、いきなりUFOが飛来。
タイムトラベルものなので、どうしても整合性に不具合が生じてしまうのだが、それは、どこに焦点を当てるか、「軸」をどこに置くかにより解釈も変わって来るからだ。
今回、ゴジラ誕生の瞬間が描写されている。
ゴジラザウルスが被爆して復活、巨大化したのだ。
結果的にゴジラの身長も100メートルへと巨大化する事に。
それでも、東京の大都市では建築物の大きさには圧倒されていました。
また、キングギドラは意図的に、ドラットという生物を使い、人工的に生み出された。
戦争映画色の濃い内容ですが、『ゴジラ』(1954年)に追従した「名作」だと思います。
本編終了後に、いきなり『モスラ対ゴジラ』の映像が流れました。翌年公開の予告だったのですが、私は勘違いして、「来年はリバイバルなのか」と一瞬思った事を覚えています。
新作は、勿論『ゴジラVSモスラ』です。
名前の順番が逆になり、「対」が「VS」に変わったのでした。
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